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『ヴェノム』に続け!「スパイダーマン」スピンオフ第2弾『モービウス』2019年2月ごろ撮影開始 ― ジャレッド・レト主演

ジャレッド・レト
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28316589680/

米ソニー・ピクチャーズが製作する「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ映画第2弾『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』が、具体的な計画をもって進行していることがわかった。米Colliderによると、同作は2019年2月ごろの撮影開始が目指されているという。

ジャレッド・レトを主演に迎えた『モービウス』は、科学者マイケル・モービウス/モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアを主人公とする独立したストーリーになる予定。マイケルは特殊な血液疾患を治療するため、吸血コウモリを使用した人体実験に臨み、吸血鬼のような体質を得てしまうという設定だ。人間の血を求め、牙を生やし、超人的な身体能力でスパイダーマンと戦ったが、コミックではのちにヒーローのように描写されることも多いキャラクターである。

『モービウス』のプロデューサーを務めるアヴィ・アラッド氏とマット・トルマック氏は、『ヴェノム』に続く「スパイダーマン」関連映画として『モービウス』を準備していることを認めており、2019年2月ごろ、あるいは2019年早期の撮影開始を計画していることを明かした。すなわち、早ければ2020年初頭の米国公開も望めるところであろう。ソニーは思わぬハイペースで一連の作品群を進行しているものとみられる。

本作で主演を務めるのは、『スーサイド・スクワッド』(2016)や『ブレードランナー 2049』(2017)のジャレッド・レト。監督は『デンジャラス・ラン』(2012)や『ライフ』(2017)のダニエル・エスピノーサ、脚本は『キング・オブ・エジプト』(2016)や『パワーレンジャー』(2017)のマット・サザマ&バーク・シャープレスが務めている。

以前、トルマック氏はレトを「素晴らしい俳優」だと絶賛していたが、アラッド氏もレトに全幅の信頼を置いているようだ。『ヴェノム』にトム・ハーディ、『モービウス』にジャレッド・レトを起用できたことについて、「彼らのような俳優が自分なりにキャラクターを演じたいと思ってくれるのは本当に素晴らしいこと」だと述べ、二人が役柄に愛情を注いでいることを喜んでいる。「優れた俳優は、彼ら自身とは異なるものになろうとしてくれるんですよね。」

ジャレッド・レト
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28316589680/

ところでコミックファンの関心は、『ヴェノム』に続いて『モービウス』もPG-13指定(編注:米国レーティング)になるのかどうかであろう。アラッド氏&トルマック氏は、この点について「ストーリーによる」「(R指定は)ありうる」と述べるにとどまった。
ただし両氏は、R指定のヒーロー映画が成功を収めていることを認めつつも、『モービウス』がマーベル映画であること、キャラクターが幅広い層に愛されるものである以上は「できるかぎり(多くの観客が)触れやすい映画にしたい」との意思を示している。

なおソニー・ピクチャーズは、『ヴェノム』『モービウス』のほかにも「スパイダーマン」のキャラクターを映画化する複数の企画を多数進行中。女性キャラクターのシルバー・セーブル&ブラック・キャットを描く予定だった『シルバー&ブラック(原題:Silver & Black)』は各キャラクターの単独映画として個別に企画が再検討されているほか、シルクナイトウォッチクレイヴン・ザ・ハンタージャックポットを扱った作品群も企画されているという。

映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』は2019年2月ごろより撮影予定。『ヴェノム』は2018年11月2日(金)より全国ロードショー。

『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/

Source: Collider
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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