ジャレッド・レト、『モービウス』製作始動を予告 ― 『ヴェノム』に続く「スパイダーマン」映画第2弾

米ソニー・ピクチャーズ製作、映画「スパイダーマン」シリーズの新機軸第2弾となる『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』の準備が着々と進められているようだ。主演を務めるジャレッド・レトが、製作始動を予告する映像をSNSに投稿している。
「そして始まる… #モービウス」というキャプションとともに投稿されているのは、ジャレッドが自身のトレードマークといっていい髭を剃り落としていく様子を(やたらと大げさに)捉えた映像だ。髭をすべて剃った姿は映し出されていないが、代わりに『モービウス』のタイトルが登場している。
『モービウス』は、世界中で大ヒットを記録した『ヴェノム』(2018)につづいてソニーが計画している、コミック「スパイダーマン」シリーズを原作とする映画企画の第2弾。ジャレッドは科学者マイケル・モービウス/モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイアを演じる。マイケルは特殊な血液疾患を治療するため、吸血コウモリによる人体実験に臨み、吸血鬼のような体質を得てしまう。コミックでは人間の血を求め、牙を生やし、超人的な身体能力でスパイダーマンと戦ったが、のちにはヒーローのように描写されることも多いキャラクターだ。映画版はマイケルを主人公とした、『ヴェノム』と同じく独立したストーリーになるという。
プロデューサーのアヴィ・アラッド氏&マット・トルマック氏は、以前『モービウス』の撮影時期として2019年2月ごろ、あるいは2019年早期の撮影開始を計画していると述べていた。したがって撮影開始まではもう少し時間があるとみられるが、すでにジャレッドはなんらかの作業に入っているのだろう。
『モービウス』で監督を務めるのは、『デンジャラス・ラン』(2012)や『ライフ』(2017)のダニエル・エスピノーサ。脚本は『キング・オブ・エジプト』(2016)や『パワーレンジャー』(2017)のマット・サザマ&バーク・シャープレスが執筆した。
なお『ヴェノム』を皮切りに、ソニーは『モービウス』以外にも「スパイダーマン」のキャラクターを映画化する企画を多数進行中。女性キャラクターのシルバー・セーブルやブラック・キャット、シルク、ナイトウォッチ、クレイヴン・ザ・ハンター、ジャックポットを扱った作品群が準備されているという。
映画『モービウス(邦題未定、原題:Morbius)』は2019年2月ごろより撮影予定。
Source: Jared Leto