X-MEN『LOGAN/ローガン』スピンオフ企画が始動!脚本執筆中、ヒュー・ジャックマンは不参加

映画『X-MEN』シリーズ、『LOGAN/ローガン』(2017)のスピンオフ企画が存在することがわかった。
『LOGAN/ローガン』は、2000年『X-メン』からウルヴァリン役を演じてきたヒュー・ジャックマン、およびチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートがシリーズを卒業する“最後の作品”である。ジェームズ・マンゴールド監督による容赦のない暴力描写、往年のアメリカ映画を彷彿とさせる骨太な作風には批評家や観客から高い評価が集まった。

このたび米ハリウッド・レポーター誌に対して、マンゴールド監督は本作のスピンオフ企画を進めていることを明かした。

スピンオフ作品、主人公はローラ/X-23

『LOGAN/ローガン』のスピンオフ企画で、主人公として構想されているのはダフネ・キーンが演じたローラ/X-23だ。ウルヴァリンと同じ能力をもったミュータントで、プロフェッサーXをもって「ウルヴァリンに似ている」と言わしめるキャラクターである。

現在、マンゴールド監督はローラ/X-23を主人公とするスピンオフ映画の脚本を執筆しているところだという。その背景には、2017年の米国を席巻した『ワンダーウーマン』の存在があったようだ。

「パティ(・ジェンキンス監督)が映画を成功させたことは、女性を主人公にすることを恐れなくていいというスタジオの思いを強くしましたね。こうしたことがもっと続いていけば、私にも“こういう女性主人公がいるんですよ。素晴らしいキャラクターなんですが、何かやりませんか?”って言う余地が出てきます。今は(脚本を)やっているところです。実現を夢見ているんですよ。」

監督の「実現を夢見ている」という言葉からは、まだスピンオフ企画が本格的に動き出していないことがわかる。あくまで企画の初期段階というわけで、まだ気長に待つ必要がありそうだ。
なお脚本作業には、『LOGAN/ローガン』の原案として使用されたコミック『X-23』シリーズを執筆したクレッグ・カイルも参加している。『マイティ・ソー バトルロイヤル』の脚本にも参加するなど、数多くの映画作品に携わってきたクリエイターだ。

【特集】『LOGAN/ローガン』の原案は『オールドマン・ローガン』だけではない―もうひとつの原案コミックを読むために

一方、『LOGAN/ローガン』でウルヴァリン役を卒業したジャックマンは「ローラの続編ではプロデューサーもやりませんよ」と述べて、自身の関与を否定している。ただし「(公開日の)木曜夜10時に映画館に並ぶでしょうね。彼女はとても素晴らしいんです」とも話しており、自身の最終作品から新たな展開が生まれることを大いに歓迎しているようだ。

 

『X-MEN』シリーズを製作する20世紀フォックス社は、『デッドプール』『LOGAN/ローガン』でヒーロー映画の新地平を切り開き、新作『ニュー・ミュータンツ(原題:New Mutants)』ではコミック映画をホラー作品として成立させることにも挑戦するなど意欲的な試みを続けている。
では、ローラが主人公のスピンオフ作品が実現した暁には、どんなジャンルの作品になるのか……。シリーズのプロデューサーを務めるハッチ・パーカー氏はこう述べている。

「ローラには別の側面がありますし、ほかのキャラクターにもそれぞれ掘り下げられる可能性があります。『LOGAN/ローガン』とまったく同じ作風やジャンルにはならないかもしれませんね。」

映画『LOGAN/ローガン』のブルーレイ&DVDは現在発売中。まずはウルヴァリンの最後の戦いを、そして新たな可能性の誕生を振り返ることにしよう。

Source: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/logan-hugh-jackman-laura-movie-recasting-wolverine-1051147
©2017Twentieth Century Fox Film Corporation

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稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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