マーベルドラマ「ロキ」はデヴィッド・フィンチャー作品からの影響あり ─ 監督&脚本家が認める

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)によるドラマ「ロキ」では、どうやらデヴィッド・フィンチャー監督作品の影響を受けているようだ。
本作では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後を舞台に、“世界の時間”を監視する謎の組織・TVA(Time Variance Authority)に囚われているロキが、自由になるため自分が改変してしまった現実を元に戻し、“世界の時間”を修復する姿が描かれていく。いかにもタイムトラベルが鍵となりそうな本作だが、シリアスかつダークで、サスペンスやスリラーといったジャンルでおなじみのフィンチャー監督からの影響とは一体?
米Deadlineの取材に応じた監督・製作総指揮のケイト・ヘロンによると、「ロキ」は『セブン』(1995)からかなりインスピレーションを与えられているという。同作は、“七つの大罪”に影響を受けた連続猟奇殺人事件を追う刑事たちの姿を描いたサスペンス。加えて、脚本のマイケル・ウォルドロンもまた、本作へ影響を与えた監督として、フィンチャー監督を挙げている。「『ゾディアック』(2007)からの影響を大きく受けています」。同作は実際に起きた連続殺人事件、「ゾディアック事件」を追う男たちを描いた作品である。
その理由については言及されていないが、『セブン』『ゾディアック』のようなサスペンス要素、もしくは先行試写を見た批評家が証言するように、それらは探偵物語的な側面に反映されているのかもしれない。「ロキ」は、Disney+(ディズニープラス)にて、2021年6月9日(水)より日米同時配信だ。
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Source: Deadline