愛されヴィラン「ロキ」MCUでの12年を振り返る秘蔵映像が公開 ─ シーズン2は「限界を超える」と意味深なトム・ヒドルストン

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作「ロキ」シーズン2より、ロキ役のトム・ヒドルストンやマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギのコメント、貴重な秘蔵のオーディション映像をはじめ、 “ロキ”誕生からの12年の軌跡をおさらいする特別映像が公開された。ヴィランとして誕生したにもかかわらず、唯一無二の魅力で世界的人気キャラクターまで上り詰めたロキの歴史を紐解く。
特別映像では、自信たっぷりな表情から、何かを企む怪しげな笑顔、物思いにふける哀愁溢れる表情まで、長いMCUの歴史の中で観客の心を掴んできたロキの多彩な面が映し出される。初登場を果たした『マイティ・ソー』(2011)撮影当時、初めてロキの特徴的な角の冠と緑のマントを身に纏ったシーンでは「最高です。今日初めてこの衣装に袖を通したんです。着ているだけでパ ワーが湧いてきそうです」とこれから始まる歴史に興奮を隠し切れない様子が記録されている。
MCU全作品のプロデューサーを務めてきたケヴィン・ファイギは当時を振り返り、「ロキがMCUに登場してから10年以上が経ちます。初日からみんなの心を奪い、MCUの最も愛されるキャラクターの一人になったんです」と語る。ヒドルストンも「『マイティ・ソー』の最初のオーディションは、 今でもはっきり覚えています」と歴史に思いを馳せつつ、「ロキの好きなところはその振り幅の広さ。お茶目な時もあれば荒々しい時もあります」と、その多面的な魅力を告白する。
12年の歴史の中で映画作品6本に登場し、世界中のファンを熱狂させるほどの魅力を積み重ねてきたロキ。ここまでの人気者になったことについてファイギは「ロキがこんなにも愛されるようになったのはトム・ヒドルストンのおかげです」と賞賛。「だからこそロキのシリーズを作りたかったんです」と語り、描き切れていない魅力を届けるために、ヴィランが主人公を務めるというMCU初の試みに挑んだことを明かした。
そんな「ロキ」のシーズン1では、時空を超えたロキが“時間の流れを守っている”組織TVA(時間変異取締局)に捕まり、枝分かれしてしまった世界の時間を修復するミッションに協力させられる姿が描かれた。ミステリアスさが加速するシーズン2では、謎の“タイム スリップ現象”に見舞われたロキが“世界の破滅”という未曾有の危機を防ぐために、嘘と裏切りを駆使して奔走する。
本作についてヒドルストンは「今回はさらに限界を超え、ロキのトリックのレパートリーを増やします。次のステージにいけるのは興奮しますし、刺激的です」と意味深に語り、これまでも多彩な姿を見せてきたロキの新たな一面が描かれていくことを期待させる。さらに、製作総指揮を務めるケヴィン・ライトは「視聴者の皆さんがこの世界に引き込まれてくれて嬉しいです。シーズン2はさらに『ロキ』の世界を拡大させます」 と新たなロキの物語に自信を覗かせている。
果たして、世界中で愛され続けてきた“裏切り王子”は、世界の時間を股にかけた冒険で今度はどんな悪戯を見せるのか?ミステリアスが加速する謎解きタイムトラベル・スリラーの開幕はすぐそこだ。
「ロキ」シーズン2は、ディズニープラスにて2023年10月6日(金)AM10時より独占配信。
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