映画『パワーレンジャー』とは何だったのか ─ 遅すぎた変身、続編の頓挫

映画『パワーレンジャー』でブルーレンジャーを演じたRJ・サイラーは最近、米ポッドキャスト番組に出演して同作を振り返った。映画に登場したスーツの”その後”についてだ。撮影で実際に使用されたスーツは高額なため、サバンが回収し、自社スタジオでマネキンに着せてガラスケース内で保管しているという。
着心地は最悪だったらしい。「頼むから脱がせてくれ」と願うくらいに痛かったと、サイラーは話している。大部分がゴム製であるため、着用したままストレッチし、身体にフィットするよう慣らす必要があった。そのため、撮影最初の2週間はスーツがキツすぎて「拷問」レベルだったという。「椅子に座ったら、もう立ち上がれない。誰かに起こしてもらう必要がありました。着るだけで1時間半、脱ぐのにも1時間かかるんです」。
『パワーレンジャー』のスーツにジッパーはなく、5層のレイヤーピースを重ねて着用する。ピッタリのスーツを製作するために初めに身体をスキャンして採寸したが、その後に若い身体が成長したり、ケータリングを食べすぎたりで、着用段階になるとサイズがズレてしまったそうだ。
そのせいで、トイレ用の「開口部」が、撮影開始時には腹のヘソの位置に来てしまって困ったとサイラー。今でもそのスーツを着れると思う?との質問には「無理です。撮影開始の時でさえギリギリだったのに」と苦笑いを浮かべた。
5人の戦士を演じたキャストは現在、それぞれ独自の道を歩んでいる。サイラーはNetflixの『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』(2021)や、RZAが監督・脚本・製作を行なった『One Spoon of Chocolate』(2025)などの映画に出演。レッドレンジャー役のデイカー・モンゴメリーは「ストレンジャー・シングス」ビリー役でブレイクした後、俳優をしばし休業して私生活を優先した。
ブラックレンジャー役のルディ・リンはヒットシリーズ『モータルコンバット』で主要キャストを務め、ピンクレンジャー役のナオミ・スコットは『アラジン』(2019)『スマイル2』(2024)といったメジャースタジオ作で活躍。イエローレンジャー役のベッキー・Gは『ブルービートル』(2023)で再びヒーロー映画に戻った他、主にミュージシャンとして活躍している。
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Source:The Joe Vulpis Podcast






























