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ファルコン役アンソニー・マッキー、バッキー役セバスチャン・スタンと仲良しのキッカケは ─ 劇中ではシリアスな関係に

Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469219356/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズ、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and the Winter Soldier)」の見どころは、おなじみファルコン/サム・ウィルソンとウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズの本格タッグにある。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、サム&バッキーをユーモラスな凸凹コンビとして描いたのだ。

ファルコン役のアンソニー・マッキー、ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンは、役柄と同じくユーモラスな関係性を築いてきた二人。テレビ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」の司会者ジミー・ファロンは、2人の関係について「ネットではブロマンスだと言われてますよね」と一言。これに思わず笑ってしまったアンソニーが、その友情の始まりを語っている。

「『ウィンター・ソルジャー』の撮影中、彼(セバスチャン)がひどいウィッグをかぶっていたんです。ある時、撮影の途中でカットをかけなきゃいけないことがあって。ウィッグがズレたり、落ちてきたりしていて(笑)。だから彼のウィッグのことをイジったんですけど、そしたら僕のふくらはぎのことをイジり返してきて。あそこから(関係性は)成長してますよ。僕のふくらはぎみたいに。」

いつからかプロモーションの場でも仲良しぶりを発揮しているアンソニーとセバスチャンだが、最初は互いの距離感をつかみかねていたということだろう。しかし今では、アンソニーいわく「ふざけたことを言ったら、ふざけたことを言い返してくる。いい感じです、最高ですよ」と語っている。

思えばセバスチャンも、2020年1月には本作の撮影について「アンソニーと一緒なので楽しくないわけがない」と語りつつ、「だけど時々ほんとに殺したいなと思うことはある」と笑っていた。その後、コロナ禍の自宅待機中には「アンソニーがいないから静かで良いですね」と語り、翌5月には「僕から最高の部分と…それから最低の部分も引き出してくれる人」「彼のことは大好きだし、同時に大嫌いです(笑)」とコメント。撮影が再開されるや、セバスチャンはアンソニーのファルコン姿をさっそく撮影している。さすがに大好きすぎない?

もっとも劇中では、サムとバッキーがユーモラスな関係性をしばし封印することになるのかもしれない。二人の関係性が進展するというドラマの内容について、アンソニーは「(二人が)友達だったことなんてありませんから。今も友達じゃないです」と話し、セバスチャンも「サムはバッキーを信頼していないし[中略]縄張り意識もある」と述べていたのだ。ここにきて、お互いに緊張感が出てくるということだろうか。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の監督は「ハウス・オブ・カード」「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のカリ・スコグランド。脚本は「Empire 成功の代償」マルコム・スペルマン、『ジョン・ウィック』シリーズのデレク・コルスタッドが執筆した。硬派なドラマ性に期待しよう。

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Source: The Tonight Show Starring Jimmy Fallon

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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