ジョナサン・メジャース、他にも被害者が名乗り出ていると米報道 ─ 公開されたメッセージの信憑性にも疑問符、状況は悪化

暴行容疑で逮捕されたジョナサン・メジャースをめぐって、新たなる疑惑が伝えられるようになった。メジャース側の弁護士は一貫して無実を主張する一方で、余罪の可能性が報じられている。
メジャースは2023年3月25日、知人女性に対する絞首、暴行、ハラスメントの容疑でニューヨーク市警に逮捕された。タクシー車内で女性と口論となり、携帯電話を奪われそうになったことに激昂したメジャースが暴行を加えたとされる。メジャースはすぐに釈放されており、後に被害にあったとされる女性は起訴を取り下げる旨を表明したと伝えられた。
事件が報じられた直後から、メジャースの担当弁護士プリヤ・チャウダリーは一貫して無罪を主張。被害にあったとされる女性に精神的な問題があったことを示唆しながら、逮捕は形式的なものであったと訴えていた。
メジャースの無罪有力を印象付けたのが、米TMZが公開したテキストメッセージのスクリーンショットだ。これは被害にあったとされる女性がメジャースに送付したとされるもので、女性が自身の非を全面的に、かつ積極的に認めながら、起訴取り下げを要望したことが書かれていた。メジャースは5月8日に出廷する予定だ。
ところが、雲行きが怪しくなりつつある。4月には所属プロダクション「Entertanment 360」との契約を解除され、主演・起用が決定していた複数の映画企画や広告キャンペーンから続々と解雇された。各社がメジャースから一斉に手を引いている。
さらに米主要メディアのDeadlineとVarietyは、それぞれ注目の進展を伝えている。Deadlineは、メジャースの弁護士チャウダリーの新たな声明を報道。「ジョナサン・メジャースは無実であり、誰にも危害を加えていません。私どもは、容疑が免罪である反論の余地なき証拠を地方検事に提出しております。彼が完全な無実になることを確信しています」というものだ。
これは、過去2日間にわたってメジャースのマネジメント契約解除や映画降板の報道が相次いだことによるイメージを払拭しようとするものである。本件について、マンハッタン地区検察庁は、Deadlineに現時点で「ノーコメント」を返したという。
一方、Varietyはメジャースに対する新たな疑惑を伝えるようになった。3月にメジャースが逮捕されから、他にも複数の女性がメジャースから危害を加えられたと名乗り出て、地方検察庁に協力しているというのだ。Varietyは、これによって「事件が劇的に変化する」とし、メジャースの所属マネジメント会社が突如契約を解除したことに結びつけて記している。
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