ジョナサン・メジャース、他にも被害者が名乗り出ていると米報道 ─ 公開されたメッセージの信憑性にも疑問符、状況は悪化

両記事で再び注目されているのは、被害にあった女性が送ったとされるテキストメッセージの信憑性だ。Deadline、Varietyは、今回の記事でメッセージについて共に「当局の認証を得ていない」と改めて書いた。
Varietyはより懐疑的で、テキストメッセージをリークしたのはメジャースの危機管理広報を務めるアンドリュー・バークで、同氏はメジャースの弁護士チャウダリーの夫であると報じる。記事では、予定されていたメジャースの待機作を共にする匿名の人物のコメントも紹介。「出来の悪いメロドラマ映画みたいに読めた。虐待された女性が送る、教科書通りのメッセージのようだ」というもので、これはテキストメッセージがメジャース側陣営による“自作自演”、あるいはそれに近いものである可能性を暗に示唆している。
メジャースはマーベル・シネマティック・ユニバースの新たなる「ラスボス」キャラを演じており、スタジオとは今後複数年にわたる重大な契約を結んでいるはず。親会社ディズニーでは、他にもメジャースの主演映画を12月に米公開予定。これまでディズニーは、出演者や関係者の不祥事に際して迅速な対処を行なってきたが、本件についてはいまだ沈黙を続けている。
ディズニー作品の他にも、メジャースの起用予定が残っている待機作はいくつかある。NBAのデニス・ロッドマン選手を演じるライオンズゲートの映画『48 Hours in Vegas(原題)』や、スパイク・リー監督作『Da Understudy(原題)』だ。これらは今後の対応を協議中であるといい、Varietyは業界関係者の「みんなマーベルがどう判断するかを待っている」との声を伝えている。
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Source:Deadline ,Variety