マーク・ウォールバーグ、スーパーヒーロー映画に出演しない理由とは? ─「マントとスーツが辛い」

『トランスフォーマー』『テッド』シリーズをはじめ、『ブギーナイツ』(1997)『ディパーテッド』(2006)『ザ・ファイター』(2010)『ゲティ家の身代金』(2017)など幅広く活躍してきた俳優、マーク・ウォールバーグ。さまざまなジャンルの作品で圧倒的な存在感を放ってきた俳優だが、“スーパーヒーロー映画”への出演歴はない。
近年、マーティン・スコセッシをはじめ、リドリー・スコット、ジェームズ・キャメロン、ローランド・エメリッヒといった映画界を代表する巨匠監督たちが、スーパーヒーロー/コミック映画に対して厳しい意見を発言しているが、マーク・ウォールバーグは決してそれらの作品に否定的というわけではないようだ。
Cinepopにてウォールバーグは、「僕は気に入っています。“これは映画ではない”というような純粋主義者ではありませんから」としながら、「これは観客が決めることですし、(スーパーヒーロー映画は)明らかに幅広く成功を収めています」と持論を展開している。それではなぜ、これまでスーパーヒーロー映画に興味を持たなかったのだろうか。「個人的には俳優として、マントとスパンデックススーツを着て、トレーラーから出て行くのは本当に辛いことなんですよ」。もっとも、DCやマーベル映画への出演の可能性を完全に否定しているわけではなく、「もしかしたら良い役が見つかるかもしれません。その時がくればわかりますよ」と続けている。
ちなみにウォールバーグは、ドラマ「600万ドルの男」(1973-1978)の映画化企画に情熱を注いでいたのだという。オリジナル版では、元宇宙飛行士が改造手術を受けて政府のエージェントとなり、その強化された力を駆使して活躍する姿が描かれた。1970年代、アメリカのドラマにおいて、スーパーヒーローブームを巻き起こすきっかけとなった作品としても知られている。ScreenRantによるとウォールバーグは、2014年から同映画化企画に主演として取り組んでおり、2020年5月31日の米国公開を予定していたが、2018年に公開予定から外されてしまったとのことだ。
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Source: Cinepop , ScreenRant