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マーベル・スタジオ、『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティ監督と面会 ― 企画内容は不明

タイカ・ワイティティ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/

マーベル・シネマティック・ユニバース作品を製作する米マーベル・スタジオは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ監督と面会を行ったという。米The Hollywood Reporterが伝えている。

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)や『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』(2016)のタイカ・ワイティティ監督は、持ち前のユーモアと人物への温かい視線を『マイティ・ソー』シリーズに持ち込み、雷神ソーというキャラクターごと刷新してファンからの賞賛を集めた(同作ではコーグ役を演じてもいる)。

タイカ・ワイティティ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/

マーベル・スタジオとタイカ監督が面会したという情報は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』の企画一時保留を伝える記事に記されていたもの。情報源の人物によれば、スタジオとタイカ監督は「正当な理由があって」面会を行ったとのこと。しかし企画内容は不明だという。

ジェームズ・ガン監督が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』を解雇されて以降、一部のファンからは後任者としてタイカ監督の就任を求める声が大きくあがっていた。二人は方向性こそ違うものの、ユーモアと登場人物のドラマを重んじる性質は共通している。いささか情報過多なビジュアルを、巧みに整理して提示するセンスも似ているといっていい。ディズニー/マーベルは『Vol.3』の新監督を検討中だと報じられているだけに、タイカ監督がその候補に入っていても不思議ではないのである。

ただしマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』の劇場公開時からタイカ監督との再タッグを熱望していた。『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』以降の計画が順次進められているであろう現在、『Vol.3』とは別の企画のため、両者が面会の場を持った可能性も十分にあるだろう。

なおタイカ監督は、スカーレット・ヨハンソン出演の最新作『Jojo Rabbit(原題)』を製作中。また、大友克洋のコミック『AKIRA』実写映画化のオファーを検討中であることが判明しているほか、自身の代表作『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』の米国版テレビドラマ企画も進行中だ。多忙を極めていることはいうまでもなさそうだが、果たしてマーベルとの再タッグは実現するか…!?

Source: THR
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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