MCU版『ファンタスティック・フォー』に『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』脚本家が参戦 ─ コメディ調から方向転換の可能性?

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『ファンタスティック・フォー(原題)』に、新たな脚本家として『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)のジョシュ・フリードマンが就任した。米The Hollywood Reporterが報じている。
ファンタスティック・フォーといえば、20世紀フォックス(現・20世紀スタジオ)が2つの実写映画シリーズを製作したおなじみのヒーローチーム。待望のMCU合流となる本作は、MCUのフェーズ6を開幕する一作となり、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も「(ファンタスティック・フォーを)今後の大黒柱にしていく計画」だと語っている。
これまで脚本家として作業にあたってきたのは、インディーズ映画や短編映画で活躍してきたジェフリー・キャプラン&イアン・スプリンガー。ふたりはコメディ畑の出身だったが、新たに起用されたジョシュ・フリードマンはSF脚本の第一人者だ。映画では『宇宙戦争』(2005)や『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)を、ドラマでは「スノーピアサー」(2020-)「ファウンデーション」(2021-)を手がけてきた。今後は『アバター』シリーズの第3~5作、『猿の惑星』最新作『Kingdom of the Planet of the Apes(原題)』を控えている。
今後、ジョシュはジェフリー&イアンによる脚本のリライトにあたる。The Hollywood Reporterは、今回の脚本家交代は映画のトーンチェンジを示唆するものではないかと伝えた。
監督はMCUドラマ「ワンダヴィジョン」(2020)のマット・シャックマン。現在は2024年初旬の撮影開始を目指して準備が進められているが、2023年2月の時点で「キャスティングは初期段階」と語られていた。
MCU版映画『ファンタスティック・フォー(原題)』は2025年2月14日に米国公開予定。
▼ ファンタスティック・フォーの記事
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ザ・シング役、「一流シェフのファミリーレストラン」リッチーとは「意外と共通点が多い」 ベンのほうが「成熟している」 【ネタバレ】『サンダーボルツ*』おまけシーンのアレ、予想外の可能性をマーベル社長が示唆 どういうことだろう? ラブストーリーとしての『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』リード・リチャーズとスー・ストームの絆を掘り下げる ─ ヴァネッサ・カービー力説 「この2人、本当に大変なことを乗り越えてきたんだ」 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ギャラクタスの他にもヴィランが登場?ジョニー・ストーム役が明かす マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、惑星を食い尽くす宇宙の巨人ギャラクタスが主要ヴィランとなるが、「モールマン」という悪役も登場するようだ。メキシコで開催 […] 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』ギャラクタスは悪じゃない?「神のような存在」と俳優 ─ マーベル最大の脅威がMCU初登場 どんな登場に?
Source: The Hollywood Reporter