MCU版『ファンタスティック・フォー』時代設定は1960年代、しかしマルチバースの可能性 ─ ケヴィン・ファイギ社長が認める

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『ファンタスティック・フォー(原題)』の時代設定が1960年代であることが正式に確定した。しかし、どうやら普通の“1960年代”ではないようで……。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、ポッドキャスト「The Official Marvel Podcast」にて、MCU版『ファンタスティック・フォー』を「時代モノ(period piece)」と表現。また、2024年4月4日に公開されたティザーアートに言及して、舞台がマルチバースのニューヨークである可能性を示唆した。
「ジョニー・ストームが“4”のシンボルを空に描いているアートを公開しましたが、そこに都市の街並みが見えていましたよね。賢い方々がたくさんいて、すでに気づかれていますが、その街並みは私たちの知るニューヨークや、この世界の1960年代のニューヨークとはまるで似ていないんです。鋭い視点だと言えますね」
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本作はマーベル・コミックを代表するヒーローチーム「ファンタスティック・フォー」が、初めてMCUに合流する重要作。メンバーを演じるのは、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ役でペドロ・パスカル、インビジブル・ウーマン/スー・ストーム役でヴァネッサ・カービー、ヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役でジョセフ・クイン、ザ・シング/ベン・グリム役でエボン・モス=バクラックだ。
さらにシルバーサーファー役をジュリア・ガーナー、“マーベル・ユニバース最大の脅威”ギャラクタス役をラルフ・アイネソンが演じるほか、役柄は不明ながら名優ジョン・マルコヴィッチ、『クルエラ』(2021)のポール・ウォルター・ハウザーも出演する。
ファイギ社長は「マーベル・ユニバースを代表する、伝説的なキャラクターたちです。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)や楽しいお遊びを除けば、本作のように重要なやりかたで扱い、掘り下げたことはありませんでした。とても興奮しています」と期待を語っている。
撮影は2024年7月29日(現地時間)よりイギリス・ロンドンで開始予定で、監督のマット・シャックマンはすでに現地に入っているという。「面白い話ですが、(サンディエゴ・)コミコンの翌日の月曜日から撮影を始めるんですよ」とはファイギ社長の証言である。
なお、マーベル・スタジオは2024年のサンディエゴ・コミコンで大型プレゼンテーションを予定している。撮影直前とあって、やはり『ファンタスティック・フォー』のメンバーがステージに結集する可能性は高そうだ。
映画『ファンタスティック・フォー(原題)』は2025年7月25日に米国公開予定。
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Source: The Official Marvel Podcast, Deadline