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MCUフェイズ4は「新しい始まり」とケヴィン・ファイギ、「見せるべきものはまだたくさん」

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2021年に入り、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)からはドラマ「ワンダヴィジョン」を皮切りに続々と新作が発表されている。2021年7月8日には、フェイズ3のトリを飾った『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)以来2年ぶりのMCU映画『ブラック・ウィドウ』が公開された。

現在のMCUがいるフェイズ4では、ディズニープラス(Disney+)でのドラマ展開が新たに加わったことによって、従来のフェイズとは異なるストーリーテリングが可能になった。今後のMCUでは“次世代ヒーロー”が鍵となってくる中、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、フェイズ4が果たす役割を米Rotten Tomatoesに伝えている。

フェイズ4の目的は、常に新しい道と新しい始まりを描き続けることでした。物語が完結したように思える映画でも、その中には新しい始まりがあるんです。ディズニープラスでドラマを作ったり、インフィニティ・サーガを去って『エンドゲーム』や『ファー・フロム・ホーム』後も(MCUを)新たな始まりに向けて続けていったりするにあたって、マーベル・スタジオで働く全員は、そういうこと(新たな始まり)に一番ワクワクしました。」

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フェイズ4からはすでに4作品が公開済みだが、今後もひっきりなしに新作がやってくる。以前まで、フェイズ4は2022年公開の映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題)』までと伝えられていたものの、マーベル・スタジオは方針を一転、2021年1月にファイギ自らがフェイズ4の終了時期に関する明言を避けていた。これについては、直前の2020年末にMCUの新作ラインナップが一挙に発表されたこともあり、スケジュールに多少の変更が生じた可能性が考えられる。

従来のMCUでは、単独映画シリーズのキャラクターたちが一堂に会する『アベンジャーズ』シリーズを除き、ユニバース内をヒーローが越境することは少なかった。しかし、フェイズ4では「ワンダヴィジョン」の主人公ワンダが『ドクター・ストレンジ』続編に登場したり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのメンバーが『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』に合流したりと、ヒーローたちによる作品間の往来がより一層多く描かれることになるのだ。

フェイズ4を「新たな始まり」と形容したファイギだが、ファンに向けて「今はまだ、その途中です。まだ見せるべきものは残っています」と道半ばであることも強調している。「私たちはスピードを緩めたり、何事も当たり前のように思ったりせずに、全員が一生懸命働いてます」。MCUの次回作は、スタジオ初のアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」(2021年8月11日配信開始)。同作はさっそく「MCUでの布石がたくさん敷かれていく」と予告されている。

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Source: Rotten Tomatoes

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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