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『ミッション:インポッシブル』続編2部作、監督が「本当に恐ろしい」と胸中語る ─ 「なぜ2本作るのかを示さねばならない」

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
© 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のクリストファー・マッカリー監督が、2021年・2022年に連続公開される『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作(タイトル未定)を手がける心境を語った。

1996年、ブライアン・デ・パルマ監督による第1作を皮切りに、『ミッション:インポッシブル』シリーズは全6作が製作されている。前作『フォールアウト』(2018)は批評家から絶賛され、全世界興行収入7億9,111万ドルの大ヒット。マッカリーは『ローグ・ネイション』(2015)に続いてメガホンを取り、シリーズで初めて複数の作品を手がけた監督となった。

 ミッション:インポッシブル/フォールアウト
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

第7作・第8作の撮影開始を2021年1月に控える今、マッカリーは脚本の執筆など準備作業の真っただ中にあるとみられる。英Empireにて、マッカリーは不安な心境を吐露しているのだった。

「映画2本のアイデアを提案しました。これから僕は、なぜ2本作るのかという理由を示さなければいけません。その理由がきちんと分かっていないといけないし、過去3作品をすべて取り込んだ作品を作らなければいけない。本当に恐ろしいですよ。(続編を作ることは)自分たち自身を説き伏せているようなもの。とんでもないですよ。」

このコメントから察するに、やはり『ミッション:インポッシブル』第7作・第8作はシリーズ始まって以来の「前後編」構成になるのだろう。しかもストーリーは、自身が監督を務めた『ローグ・ネイション』『フォールアウト』のみならず、脚本に関わった第4作『ゴースト・プロトコル』(2011)をも踏まえた内容になりそうだ。

ちなみに、破格のスケールをとにかく追求し、トム・クルーズが自ら危険なスタントに挑み続ける本作は、前作公開後から「次は宇宙行きを」との要望が聞かれている作品でもある。トム自身が宇宙行きの任務を「すでに考えている」と述べたことで、このアイデアは一種のミームと化している感すらあるが、果たして監督本人はどう考えているのか。

「(しばし考えてから)月に行くには、ひとつ問題があるわけです。どうやって帰ってくるのか、というね」

もはや筆者には、宇宙服で大気圏を突破して帰ってくるトムの姿しか想像できない。

映画『ミッション:インポッシブル』第7作は2021年7月23日に、第8作は2022年8月5日に米国公開予定。前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』Blu-ray&DVDは発売中。

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Source: Empire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。