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『モービウス』マイケル・キートン演じるトゥームス、『スパイダーマン:ホームカミング』と同一人物であることが明らかに

ソニー・ピクチャーズ製作のマーベル映画『モービウス』には、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のヴィランだったバルチャー/エイドリアン・トゥームスが登場する。演じるのは、もちろん同作に続いてマイケル・キートン。ユニバースをまたいでの再演には諸説ささやかれてきたが、このたび『モービウス』のトゥームスが前回と同一人物であることが確認された。

この記事には、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。

モービウス
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『モービウス』におけるトゥームスのアイデンティティを明かしたのは、本作で監督を務めるダニエル・エスピノーサ。米Cinema Blendの取材にて、「マイケル・キートンが演じるのは『ホームカミング』と同じバルチャーなのでしょうか?」との問いに対し、率直に「はい」と応じた。

「このユニバースは、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のラストでヴェノムが去り、そして『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストで再び戻ってきた場所です。[中略]また『ノー・ウェイ・ホーム』で、キャラクターがマルチバースを行き来できることがハッキリと確立されました。『ノー・ウェイ・ホーム』での出来事が、ヴェノムやバルチャー(もしかすると他にも)がMCUとヴェノム・ユニバースを移動するという影響をもたらしたのです。」

ここで明言されているのは、マルチバースの扉が開いたことにより、トゥームスがMCUから(エスピノーサ監督が言うところの)ヴェノム・ユニバースに移動したということだ。監督が述べているように、トム・ハーディ演じるヴェノム/エディ・ブロックは『ヴェノム』続編でMCUに移動し、『ノー・ウェイ・ホーム』で何事もなかったかのように元の世界に戻ったが、トゥームスは移動したままなのだろう。いずれにせよ彼は、MCUドラマ「ロキ」(2021-)に登場した“変異体”のような扱いではなく、まぎれもなくMCUのトゥームス本人なのである。

なおキートンは、『モービウス』の本撮影が終わったあとも何らかの形でトゥームス役を演じ続けており、2021年11月には「明日は撮影がある」「バルチャーのやつが」とテレビ番組でコメント。2022年2月末にも「今日はちょっとトゥームスの仕事が」とInstagramに投稿していた。これらの真相は不明だが、本作のあとにもどこかで登場するものと見ていいだろう。

ちなみに監督は、自ら“ヴェノム・ユニバース”と呼んでいるように、「モービウスとヴェノムは同じユニバースに存在する」とも語った。どちらもコミックではスパイダーマンの宿敵とあって、モービウス役のジャレッド・レトも「スパイダーマンと一戦を交えたい」と述べているが、この世界に存在するのは一体どのスパイダーマンなのだろう? この謎について、監督は「答えはすぐにわかると思う」とだけ答えている。

映画『モービウス』は2022年4月1日(金)に日米同時公開。

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Source: Cinema Blend

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。