ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』、ジェイソン・クラーク&ルイーズ・ロンバードが出演決定

『TENET テネット』(2020)に続く、クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』の出演者が続々と決まるなか、新たに参加するキャスト2人が明らかになった。米Deadlineが報じている。
『オッペンハイマー』の主人公は、“原爆の父”と呼ばれた米国の物理学者ロバート・オッペンハイマー。第二次世界大戦における原子爆弾の開発・製造計画、「マンハッタン計画」を主導した人物だ。映画では原爆の開発から、後に彼が核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うに至るまでの変化が綴られるとのこと。
このたび発表された新キャストの1人目は、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)でジョン・コナー役を演じたことで知られるジェイソン・クラーク。ほか『華麗なるギャツビー』(2012)や『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)『ファースト・マン』(2018)などにも出演した。
2人目は、犯罪捜査ドラマ「CSI:科学捜査班」(2000‐2015)で5シーズンにわたって登場し、『大統領のカウントダウン』(2004)『アフター -砕かれる心-』(2021)などに出演しているルイーズ・ロンバード。現時点では、クラークとロンバードが演じるキャラクターは明かされていない。先日は、『アントマン』シリーズや『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)などで知られる俳優、デヴィッド・ダストマルチャンの参加も報じられていた。
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主演を務めるのはキリアン・マーフィー。ほか共演にはマット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、エミリー・ブラント、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、デイン・デハーン、オールデン・エアエンライク、ケネス・ブラナー、デヴィッド・クラムホルツ、ジョシュ・ハートネット、ジャック・クエイド、マシュー・モディーン、ディラン・アーノルド、デヴィッド・クラムホルツ、マイケル・アンガラノがキャストに名を連ねている。
原作はノンフィクション『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)。ノーラン監督は脚本・プロデュースも兼任し、製作スタッフには『TENET テネット』のチームが再集結。ホイテ・ヴァン・ホイテマが撮影監督、ジェニファー・レイムが編集、ルドウィグ・ゴランソンが音楽を務める。
2022年2月より撮影が開始した『オッペンハイマー(Oppenheimer)』は、2023年7月21日に米国公開予定。
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