ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』ポスターが米公開、爆炎が「原爆の父」を包み込む ─ 本予告は劇場独占公開へ

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』より、ポスタービジュアルが米公開となった。
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— Oppenheimer (@OppenheimerFilm) July 21, 2022
『オッペンハイマー』は、第二次世界大戦下で原子爆弾の開発・製造計画「マンハッタン計画」を主導し、“原爆の父”と呼ばれた米国の物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描く物語。原爆の開発から、のちに本人が核兵器の国際管理の必要性を訴え、水素爆弾への抗議活動を行うまでの変化が綴られるという。
公開されたポスターは、きのこ雲を彷彿とさせる巨大な爆炎が主人公オッペンハイマーを包み込むデザイン。世界を一変させることとなってしまった核兵器の恐怖を物語っているようだ。
ポスター上部にはマーフィーのほかに4名の俳優の名前が記されている。オッペンハイマーの妻キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー役のエミリー・ブラント、オッペンハイマーが「マンハッタン計画」主導時の不倫相手とされるジーン・タトロック役のフローレンス・ピュー、アメリカ原子力委員会の会長だったルイス・ストロース役のロバート・ダウニー・Jr.、「マンハッタン計画」を指揮したレズリー・グローヴス役のマット・デイモン。この5名がメインキャラクターとなり、物語が進んでいくことになりそうだ。
また、あわせて予告編の公開情報も到着。米Varietyによれば、米国では映画館での上映前に独占で公開されるといい、これに先がけてティザー映像が、2022年7月22日より米公開を迎えるジョーダン・ピール監督最新作『NOPE/ノープ』の上映前に流されるとのこと。ティザーを視聴したというVarietyは、映像の冒頭には「11ヶ月と24日、29分」というテロップが表示されたと報告している。
『オッペンハイマー』の脚本は、ノンフィクション『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(上・下巻)』(PHP研究所)を原作に、ノーラン監督自らが執筆。製作スタッフには『TENET テネット』のチームが再集結し、撮影監督をホイテ・ヴァン・ホイテマ、編集をジェニファー・レイム、音楽をルドウィグ・ゴランソンが務める。共演には、ラミ・マレックやゲイリー・オールドマン、デイン・デハーン、マシュー・モディーンら豪華俳優陣が集結した。
映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』は2023年7月21日に米国公開予定。
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