ブルース・ウィリスvsジョン・トラボルタ、28年ぶり共演作の米予告編が公開 ─ 『パルプ・フィクション』以来のタッグ

ブルース・ウィリス vs ジョン・トラボルタ。2大スター俳優が『パルプ・フィクション』(1994)以来28年ぶりの再共演を果たすアクション映画『パラダイス・シティ(原題:Paradise City)』の予告編が米国で公開された。
物語の舞台はハワイ。賞金稼ぎのイアン・スワン(演:ブルース・ウィリス)がマウイ島にて姿を消した。イアンは何者かに殺害されたのだと思われた中、イアンの息子であるライアンは、父の元パートナーであると、地元の女性探偵を頼りに、父を殺した犯人を追う。ところが、マウイを拠点とする麻薬王(演:ジョン・トラボルタ)がライアンたちを脅迫し、もはや彼らに選択の余地はなかった。そんな折、厳重な警護が敷かれた島にある“パラダイス・シティ”で、彼らは思わぬ仲間と出会う。
公開された予告編は、ウィリス演じる父・イアンがトラボルタ演じる麻薬王を追うパートと、息子・ライアンらが“父殺し”の犯人を探るパートの二重構造となっている。イアンの元パートナーであるロビー・コールは、「昔は君のお父さんとよく仕事をしてた。彼は敵が多かった、大物を追っていたんだ」と語る。麻薬王がイアンに「お前は危険か?」と尋ねると、イアンは「友達には親切だ」と答える。しかし、麻薬王は「それはまずい、俺は友達が少ないんだ」と応じ……。
ロビーによると、麻薬王は世界を結ぶ“麻薬の港”を作ろうとしているという。麻薬王は「これから新たなマウイで全員の夢が叶う」と豪語し、ライアンには「この島を出て二度と戻るな、それが俺のアドバイスだ」とすごむ。しかし、ライアンらは果敢にも勝負に出るようだ。父親を殺したのは麻薬王なのか、そもそも本当に父は死んだのか。予告編のラストは、麻薬王が「バカすぎるから死なないのか? 10年も俺を追ってるんだろう」と言い、イアンが「ちょっとした強迫症なんだよ」と答えるや、両者の直接対決になだれ込む様子で締めくくられている。
出演者はジョン・トラボルタ&ブルース・ウィリスのほか、息子・ライアン役で「glee/グリー」や『アメリカン・アニマルズ』(2018)のブレイク・ジェンナー、イアンの元パートナーであるロビー・コール役で『ブレイド』(1998)のスティーヴン・ドーフ、女性探偵役で『レルムズ 悪魔の館』(2017)『バンコック・アドレナリン!!!』(2009)のプライヤー・スワンドクマイ。
2022年3月に俳優引退を発表したウィリスにとって、本作は残りわずかとなった公開待機作のひとつ。脚本・製作・出演のコリー・ラージは、近年のブルース・ウィリス作品を多数手がけており、2006年からトラボルタとのタッグ作を企画していた。撮影は2021年5月に約2週間で実施されたが、コロナ禍の影響で当初予定していたロケ地や内容を実現できず、製作チームは脚本を改稿しながら製作に臨んだという。当初はウィリスがライアン役と報じられていたため、ストーリーには少なからぬ変更が生じたものと思われる(ウィリスの患っている失語症の影響も考えられる)。
監督は『マスク』(1994)『イレイザー』(1996)のチャック・ラッセル。共同脚本は『アンチ・ライフ』(2020)『コズミック・シン』(2021)でウィリス&ラージと組んだエドワード・ジョン・ドレイクが務めた。
映画『パラダイス・シティ(原題:Paradise City)』は2022年11月11日に米国公開予定。同日よりデジタル配信も開始される。
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Source: Collider