『パディントン3』から前2作監督のポール・キングが離脱

ちょっとドジだけど、家族思いで心優しい、マーマレードが大好きなクマのパディントンを描く人気シリーズ『パディントン』の第3作から、前2作で監督を務めたポール・キングが離脱することが明らかになった。
ポール・キングは、『パディントン』(2014)と続編『パディントン2』(2017)でマイケル・ボンドによる児童文学「くまのパディントン」を実写化。サリー・ホーキンスやニコール・キッドマンベン・ウィショーら豪華キャストを迎え大ヒットを記録、1作目は英国アカデミー賞にも輝いた。
もともと3作目へのポールの続投は見込み薄とされていたが、英Empireにて新たに続投の予定がないことを明らかにした。ポールは『パディントン』シリーズについて「僕の人生最高」の作品だとした上で、「ある時点で止めなくては。別の誰かがひねりを加える時」と延べ、「クマの映画の3作目は作らないようにしています」と認めた。
『パディントン3』は2018年11月より脚本製作中の情報があったが、この度ポールは現在も執筆が行われていることを伝えている。「最後にパディントンが死ぬようなお話じゃないですよ。ロケットが付いたマーマレードの瓶で空に飛んでいくみたいなことはありませんので」とジョークも加えた。
ポールは現在、他のプロジェクトで手一杯だという。そのうちのひとつは、かねてより企画が伝えられていた『ウィリー・ウォンカ(原題:Willy Wonka)』。『チャーリーとチョコレート工場』(2005)の原作小説「チョコレート工場の秘密」を原案とする新作映画だ。
『パディントン2』は、今もなお米レビューサイトRotten Tomatoesで脅威の批評家スコア100%を記録し続けている。好評を博した2作の後、ポール・キングの後を継ぐ新監督に注目が集まる。
Source:Yahoo!movies