『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』リード・リチャーズ役ペドロ・パスカルが撮了 ─ 「物語の中心ではないが、不可欠な役どころ」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でリード・リチャーズ役を演じたペドロ・パスカルが、来たる『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の撮影を終了したという。
米Deadlineによれば、パスカルはすでに『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の撮影を終了しており、現在は「キャシアン・アンドー」(2022-2025)を手がけたトニー・ギルロイ監督の新作映画『ベヒーモス!(原題)』の出演交渉中とのこと。契約が結ばれれば、この秋にもロサンゼルスで撮影が開始される見込みだという。
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』はMCUの“マルチバース・サーガ”を締めくくる2部作の前編で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソが監督を務める。撮影は2025年4月末に開始され、MCUと旧『X-MEN』のキャストが結集するが、トップクラスの秘密主義ゆえに撮影の進捗などは明らかになっていない。
7月末には、『X-MEN』シリーズからミスティーク役を再演するレベッカ・ローミンが、自身の撮影が終了したかどうかは「わからない」と発言したことでも話題を呼んだ。マーベル・スタジオは秘密を守るため、出演者に脚本を全編渡さないことさえあるからだ。今後、ポストプロダクション(撮影後作業)の段階で再撮影・追加撮影が実施されれば、少なくないキャストが再びセットに戻ることとなる。
『サンダーボルツ*』や『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のポストクレジットシーンで示唆されているとおり、ファンタスティック4の面々は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』でも重要な役割を担う見込みだ。
ただし『ファンタスティック4』のマット・シャックマン監督が、リード・リチャーズが「アベンジャーズを導く男」になると述べたことは、のちにパスカル自身によって「誤解を招く」と訂正されている。「コミックでは、彼(リチャーズ)がアベンジャーズのリーダーになるよう求められる出来事がありました。それはコミックの出来事であり、私の役柄が将来的に必ずしもそうなるわけではありません」。
米Varietyによると、パスカル演じるリチャーズは「物語の中心ではないが、不可欠な役どころ」だという。一連の発言や情報から総合的に勘案すると、リチャーズの登場シーンはさほど多くないのかもしれない。
もっとも『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』を思い出せば、個々のキャラクターの出番がそれほど多くないことは決して不思議な話ではないだろう。仮に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』での出番が少ないとしても、続く『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』でより重要な役目を担うことも大いに考えられるのだ。
映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は2026年12月18日(金)日米同時劇場公開。『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は大ヒット公開中。
▼ 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の記事
Source: Deadline, Associated Press, Variety