ピアース・ブロスナン、老人ホームから脱走する退役軍人演じる ─ 『オデッセイ』プロデューサーが参加

『007』シリーズの5代目ジェームズ・ボンド役などで知られるピアース・ブロスナンが、『オデッセイ』(2015)のプロデューサーによる新作映画『The Last Rifleman(原題)』で主演を務めることがわかった。米Deadlineが報じている。
実話に基づいた本作でブロスナンが演じるのは、イギリス・北アイルランドの老人ホームで暮らす、第二次世界大戦の退役軍人アーティー・クロフォード。妻を亡くしたばかりのアーティは、ノルマンディー上陸作戦の決行日として知られる「D-デイ」75周年の日に、老人ホームからの脱出を決行する。アーティーは、ノルマンディー上陸作戦への最後の敬意を払うべく、フランスに向けて出発し…。
メガホンを取るのは、コメディ映画『Mickybo and Me(原題)』(2004)やミステリードラマ「Agatha and the Truth of Murder(原題)」など、幅広いジャンルを手がけるテリー・ローン。脚本は、2018年公開の短編『The Last Letter(原題)』でローン監督とタッグを組んだケヴィン・フィッツパトリックが手がける。
ほか、製作総指揮として『オデッセイ』『ワールド・ウォーZ』(2013)マーク・ハッファム、作曲として『恋におちたシェイクスピア』(1988)『リトル・ダンサー』(2000)のスティーヴン・ウォーベック、メイクアップ・アーティストとして『ホビット』3部作のクレア・ラムジーが名を連ねるなど、頼もしい制作陣が揃った。
本作は、北アイルランドにある政府支援機関Northern Ireland Screenによる資金提供の下で制作されているという。撮影は、2020年冬に北アイルランドやアイルランドで開始予定だ。
ブロスナンは、直近でNetflix映画『ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜』(2020)に出演。今後には、手術で若返るはずの身体が老体化してしまう主人公を演じる近未来SF映画『Youth(原題)』を控えている。
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Source: Deadline