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『ドクター・ストレンジ』続編、サム・ライミが監督就任を認める ─ 『スパイダーマン2』での言及当時は「思ってもみなかった」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』の監督に、『スパイダーマン』『死霊のはらわた』シリーズのサム・ライミが正式に就任していることがわかった。ライミ本人が認めている。

ベネディクト・カンバーバッチ主演『ドクター・ストレンジ』(2016)の続編となる本作からは、2020年1月、前作を手がけたスコット・デリクソンが「創作上の相違」を理由に監督を降板。2月上旬、後任者としてライミが契約交渉に入ったことが報じられていた。なお、正式に就任が認められるのは今回が初めてとなる。

サム・ライミ
サム・ライミ Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14586845507/

もともとライミ監督は、『スパイダーマン2』(2004)で“ドクター・ストレンジ”の名前に言及していた。デイリー・ビューグル編集長のJ・ジョナ・ジェイムソン(J・K・シモンズ)と記者ホフマン(テッド・ライミ)が、ヴィランのオットー・オクタヴィアスに付ける別名を考えている場面で、ホフマンが「ドクター・オクトパス……ドクター・ストレンジは?」と口にするのである。

このたび米ComingSoon.netは、このシーンの真意についてライミ監督に確認。『ドクター・ストレンジ』続編への参加は、その返答の中で認められたものだ。

「子どもの頃からドクター・ストレンジが大好きだったんです。スパイダーマンとバットマンの次に……コミックのキャラクターの中では、きっと5番目くらいに好きだったと思います。非常に独特のキャラクターでね。だけど『スパイダーマン2』を作った時には、自分たちがドクター・ストレンジの映画を作るなんて思ってもいなかったですよ。あのセリフは偶然だし、だから面白いんです。いずれ関わることになる、という先見の明があったら良かったんですけどね。」

『ドクター・ストレンジ』続編には、ベネディクト・カンバーバッチのほか、ウォン役のベネディクト・ウォン、モルド役のキウェテル・イジョフォーが続投する見込み。そのほか、MCUの他作品からワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンも登場する。なお、前作のヒロインであるクリスティーン・パーマー役のレイチェル・マクアダムスは復帰しないとのこと。脚本は新鋭ジェイド・バートレット、MCUドラマ「ロキ(原題:Loki)」のマイケル・ウォルドロン。監督を降板したスコット・デリクソンは製作総指揮として企画に残留している。

映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は2021年11月5日に米国公開予定。なお、新型コロナウイルスの影響を受けてスタジオ各社は全面的に撮影を中断しているが、マーベル・スタジオは2020年6月の撮影開始を目指しているという。

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Source: ComingSoon.net

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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