アイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.、タランティーノの「マーベル俳優はスターじゃない」批判に意見 ─ 「何かのせいにするのではなく、自分が変わろうよ」

ロバートは「物事は変わるものだ」と語り、現在携わるいくつかの作品で価値観が変わるような経験をしているところだと続けた後、「お互いを非難し合う前に、自分なりのルネサンスを経験してみて、それで考え方が少しでも変わらないものか見てみてはどうか」と呼びかける。
「誰かが自分のやってることをわかっていないとか、何かのせいで自分のベストが妨げられているとか、何かが他の何かより優れているとか、そんなことを決めつけるよりも、自分を改革しよう。(ジョン・)ファヴローもこんなことを言っていました。“かつて我々は湖に波を立てようとした。でも今の時代は物事が急速に流れていて、その中で人の関心を集めようとしているだけになっている”って。
それもまた変わっていくと私は思いますが、でも今はまだそういう状況です。寛容になって、参加できることに感謝する。そこから始めましょうよ。」
なおタランティーノの批判に対しては、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)主演のシム・リウが「もしもスターになれる映画がタランティーノ作品やスコセッシ作品だけだったら、僕なんかは4億ドル超規模の映画の主役には絶対なれなかったと思う」と人種的な立場から反論。タランティーノ作品にもマーベル作品にも常連のサミュエル・L・ジャクソンは、「チャドウィック・ボーズマンこそブラックパンサー。それは否定できない。彼は映画スターだから」と具体例とともに意見していた。
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Source:Deadline