『レディ・プレイヤー1』続編、スピルバーグは製作にとどまると認める

VR世界の大冒険を描いたスティーブン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』(2018)期待の続編『レディ・プレイヤー2(仮題)』で、スピルバーグはプロデューサーのみにとどまるつもりのようだ。
『レディ・プレイヤー1』はアーネスト・クラインによる人気小説を実写映画化した作品で、バットマンやガンダム、メカゴジラなど、古今東西のIPが登場したお祭り映画的な面でも盛り上がりを見せた。原作者のクラインからは、すでに続編小説『Ready Player Two』が発売されている。
続編映画の意向は、コロナ禍真っ只中の2020年12月に伝えられていたが、その後進展は見られないままだった。
ここ近年スピルバーグは、監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)と『フェイブルマンズ』(2022)を連年公開し、さらにプロデューサーとして『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)『マエストロ: その音楽と愛と』(2023)『カラーパープル』(2023)を手掛けるといった、超人的な活動を見せていた。一転して2024年は何も企画を持たない一年となっていることについて、「今は発見のフェーズで、次に何をするか見つけようとしているところです」と、スピルバーグはアカデミー賞授賞式関連のインタビューで答えている。
これに際して米Showbiz411が『レディ・プレイヤー2』の進捗について尋ねたところ、スピルバーグはプロデュースのみ手掛けるつもりだということを認めたという。
原作小説の『Ready Player Two』は、一作目の勝利から数日後、主人公ウェイド・ワッツが「世界を再び変えるであろう先進技術」を発見し、新たな謎と新たなクエストが登場するという物語。その映画版では、スピルバーグが監督のバトンを誰に渡すかもポイントとなりそうだ。
「俺はガンダムでいく」の名台詞を残したトシロウ/ダイトウ役の森崎ウィンは、前作の舞台裏でスピルバーグに「これはサヨナラじゃない、この作品が終わっただけだ」と声をかけられたことを明かしている。また、主人公ウェイド・オーウェン・ワッツ/パーシヴァル役のタイ・シェリダンも、続編が実現すれば「喜んで」と前向きな姿勢だ。
なお『レディ・プレイヤー1』は、現実世界において独自のメタバース『Readyverse』を準備中。作品同様、さまざまなブランドやIPフランチャイズが登場するという。
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Source:Showbiz411