『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』ジル・バレンタイン役、ゲーム経験者だった ─「楽しくて恐ろしい」

『バイオハザード』の原点を描く新たな映画、『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』はゲームの1作目と2作目に強く影響を受けており、クリス&クレア・レッドフィールドをはじめ、アルバート・ウェスカー、レオン・S・ケネディ、ジル・バレンタインといったシリーズのメインキャラクターたちが登場する。その中でも絶大な人気を誇るのがジルだ。
『バイオハザード』シリーズでクリスに並ぶ中心的な主人公で、ラクーン市警察管轄下の特殊部隊、S.T.A.R.Sのアルファチームのメンバーのひとりであるジル。1作目では、ショートヘアの印象が一見すると強いが、帽子内に髪を納めているだけで、実際のところはロングヘアとなっている。しかしリメイク版では、はじめからショートヘアに変更。今回の映画版では予告編から見てわかる通り、ショートではなくロングヘアの方が採用されたようだ。
正義感と責任感が強いジル。そんなシリーズに欠かせない登場人物を演じたのは、『アントマン&ワスプ』(2018)にヴィランのゴースト役として登場した気鋭俳優、ハナ・ジョン=カーメンだ。The Hollywood Reporterのインタビューにてハナは、「『バイオハザード』の存在はすでに知っていましたし、プレイしたこともありました」とゲーム経験者だったことを明かしている。「楽しくて恐ろしかったです。この映画でも同じような感じですよ(笑)」。
もっとも、ハナはゲームを重視して役作りを行ったわけではないという。ゲームにはゲームのシナリオがあり、映画には映画の脚本が存在するわけで、「俳優の仕事は、そのページからキャラクターを取り出して、映画の物語と真摯に向き合いながら演じることです」と持論を展開している。
ジルは映画版では一体どんな存在なのか。ハナは「90年代の警察組織で、とても男性が多い職場で働いています」と説明している。「サバイバル主義者であり、とにかく楽しく、タフで誠実です。美しい友情を持っています。そして、彼女はとても優秀で、とにかく銃を気に入っています。ですから、脚本に書かれている彼女の特徴を見ながら、理解を深めていきました」。
映画『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は、2022年1月28日(金)全国ロードショー。
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Source:The Hollywood Reporter