『スター・ウォーズ』ライアン・ジョンソン監督の新3部作、変わらず企画進行中 ― 製作トラブルの噂を否定

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のライアン・ジョンソン監督が製作する、『スター・ウォーズ』シリーズの新3部作は現在も変わらず進行しているようだ。監督がTwitterにて認めた。
ライアン監督による『スター・ウォーズ』新3部作は、2017年11月、『最後のジェダイ』の劇場公開に先がけて製作が発表された。従来の『スター・ウォーズ』映画作品に一貫していたスカイウォーカー・サーガではなく、新たなキャラクターによる新しい物語が描かれるという。ライアン監督は3部作の製作統括を務め、第1作では脚本・監督を担当。早ければ2020年にも劇場公開されるとの報道もある。
このたびライアン監督は、Twitterにてファンの質問に応答。「今でも『スター・ウォーズ』3部作には関わってますか? 楽しみにしてます」とのコメントに対して、「うん(Yup.)」と返している。
Yup. 👊🏻
— Rian Johnson (@rianjohnson) 2018年8月29日
ライアン監督による新3部作は、まだ本格始動してもいないうちから、なぜか厳しい滑り出しとなってしまった。ルーカスフィルムが自信をもって送り出した『最後のジェダイ』はファンの間で賛否両論を呼び、一部のファンはライアン監督に激しい攻撃を繰り返し、いまだ何ひとつ予想もつかない新3部作までもがバッシングされることすらあったのだ。さらに『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)がスタジオ側の思惑ほどヒットしなかったことで、スピンオフ映画が保留されるとの報道が流れ、ライアン監督の新3部作についても「どうやら進行しているようだが、進捗状況はわからない」という事態になった。
このたびファンがライアン監督に「まだ関わっていますか?」と尋ねたのには、先日からオンライン上で「ライアン監督の3部作が保留になった」との噂がにわかに囁かれていたという背景がある。3部作の企画ごと立ち消えになったというもの、ライアン監督が更迭されたというもの、ライアン監督の構想がボツになったというもの、その内容は様々だった。ライアン監督の反応は、一連の噂をひとまず否定するものだろう。
ちなみに2018年6月の時点で、新3部作のプロデューサーを務めるラム・バーグマン氏は「企画は初期段階」だと明かしていた。水面下で準備が進められていることは間違いないものの、今は進捗が伝わってこないのが自然な状態といえそうだ。ひとまずは「スカイウォーカー・サーガ」の完結編となる、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に気持ちを集中しよう…!
Sources: Rian Johnson, SR, WGTC
Eyecatch Image: Photo by Dick Thomas Johnson