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『ロボコップ』新作映画&テレビ化企画、Amazonが進行中 ─ 『マグニフィセント・セブン』『ピンクパンサー』なども

ロボコップ
Photo by Wacko Photographer https://www.flickr.com/photos/44214515@N06/15959228542

SFアクション映画の金字塔、『ロボコップ』の新作映画&テレビシリーズ化がAmazon Studiosにて企画されていることがわかった。米Deadlineが報じている。

『ロボコップ』シリーズは、殉職した警察官が最新技術でサイボーグ「ロボコップ」として復活し、近未来のデトロイトを舞台に活躍する物語。1987年製作の第1作『ロボコップ』を皮切りに、1990年に第2作、1993年に第3作が製作され、2014年にはリブート版も公開されている。

今回の新作映画&テレビ化企画は、本シリーズを手がけてきた米MGMがAmazonに買収されたことを受けてのもの。現在、Amazon StudiosはMGMの有する人気シリーズ&フランチャイズの再起動を多数検討しており、『ロボコップ』もそのうちのひとつとして計画されている。報道によれば、映画よりテレビシリーズの実現が先になる可能性があるということだ。

Amazonによる買収以前、MGMは『ロボコップ』シリーズの新作映画『ロボコップ・リターンズ(原題:RoboCop Returns)』を企画していたが、現在もこの企画が生きているかどうかは不明。シリーズ第1作から直結する“正統続編”となる予定で、監督・脚本に『リトル・モンスターズ』(2019)のエイブ・フォーサイスが就任、脚本初稿はオリジナル版のエドワード・ニューマイヤー&マイケル・マイナーが執筆していた。また、悪役であるオムニ社(OCP)副社長ディック・ジョーンズを描く前日譚ドラマも企画されていたが、こちらもその後の進捗は伝えられていない。

『ロボコップ』のほか、Amazon Studiosは『荒野の七人』シリーズ(2016年にリメイク版『マグニフィセント・セブン』が製作された)のテレビ化や、『キューティ・ブロンド』『スターゲイト』シリーズの新作映画・テレビ化、『バーバーショップ』シリーズや『フェーム』(1980)のテレビ化を積極的に検討中。『ピンクパンサー』シリーズや『華麗なる賭け』(1968)の再映画化、『ポルターガイスト』の新作も実現の可能性があるという。

現在、Amazon Studiosはそれぞれのタイトルのファンである業界屈指のクリエイターに打診を進めているほか、いくつかのプロジェクトではオリジナル版の製作陣を起用する方針とのこと。名だたるタイトルが並ぶラインナップゆえ、Amazonは慎重に検討を続けており、丁寧な企画開発や、やや複雑に絡み合った権利問題の解決に取り組んでいる。

MGM&Amazonといえば、『ロッキー』シリーズから派生した『クリード』シリーズを映画・ドラマ・アニメへ拡大する構想も報じられたばかり。全作のプロデューサーであるシルベスター・スタローンが、Amazon Studiosとの複数年にわたる包括契約を結んだこともわかっている。

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Source: Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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