クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ役を卒業しない? 『アベンジャーズ』監督、謎の発言が波紋を呼ぶ

映画『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』シリーズでキャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスは、2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』をもって同役柄を卒業……しないかもしれない。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)および『アベンジャーズ』第4作のジョー・ルッソ監督による謎の発言が、現在大きな波紋を呼んでいる。
「(『アベンジャーズ4』の撮影は)僕たちよりも彼(エヴァンス)にとってエモーショナルなものでしたね。でも、彼はまだ終わってませんから。どういう意味かはご説明しませんが、言ってることはすぐにお分かりいただけますよ。」
米USA Todayの取材によって引き出された、この言葉の真意はまったくわからない。なぜならエヴァンスは、『アベンジャーズ』第4作を最後にマーベル・スタジオとの出演契約を満了すると伝えられてきたからだ。“クリス・エヴァンス、キャプテン・アメリカ役卒業”は、まだ先の話なのだろうか?
クリス・エヴァンスはキャプテン・アメリカを卒業するか
クリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカ役を卒業するという第一報が伝えられたのは、2017年3月のこと。翌2018年3月には米New York Timesがこの事実を確認しており(インタビューでエヴァンスは「追い出される前に電車を降りたい」と述べた)、同じく2018年3月末に、エヴァンスは契約満了について「すべてが恋しい」ともコメントしていた。
そして2018年10月上旬、エヴァンスは『アベンジャーズ』第4作の再撮影・追加撮影を終了。直後にエヴァンスはSNSでファンやスタッフへの感謝を綴っており、ライアン・レイノルズやドウェイン・ジョンソンといったスターたちもエヴァンスにねぎらいのメッセージを送っている。
Officially wrapped on Avengers 4. It was an emotional day to say the least. Playing this role over the last 8 years has been an honor. To everyone in front of the camera, behind the camera, and in the audience, thank you for the memories! Eternally grateful.
— Chris Evans (@ChrisEvans) 2018年10月4日
「『アベンジャーズ4』の撮影が正式に終了しました。控え目に言っても、感情のこみ上げる一日でした。これまでの8年間、この役柄を演じてきたことを誇りに思います。カメラの前に立つ皆さん、カメラの後ろ側にいる皆さん、そして観客の皆さん、思い出をありがとうございます。心から感謝しています。」
しかし、のちにエヴァンスはこのツイートについてこのように述べてもいる。
『アベンジャーズ4』がどんな結末になるにせよ、僕はまったく同じ内容をツイートしてたと思います。撮影の最終日はすごく気持ちが高ぶっていたんです。[中略]思った以上にいろんな感情がこみ上げてきて…感謝の気持ちを伝えるべきだと思ったんです。(ツイートの)影響があることはわかっていましたが、でもあれは、なにかを肯定したり否定したりするものではないので(笑)。」
『アベンジャーズ』第4作の劇場公開を控えて、現在マーベル・シネマティック・ユニバースの今後はかつてないほど不透明だ。果たして、クリス・エヴァンスはキャプテン・アメリカを卒業するのか。そもそもルッソ監督の発言がただのミスリードという可能性も否めないわけだが……。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。
Source: USA Today