『デッドプール』ライアン・レイノルズ、マーベル・スタジオと面会 ─ MCU合流か、既存路線を継続か

『デッドプール』シリーズの主演・製作を務めるライアン・レイノルズが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を手がけるマーベル・スタジオと面会したようだ。2019年10月14日(米国時間)、ライアンがInstagramにて、いつもながらのユーモアを交えつつ報告している。
「トニー・スターク役のオーディションを受けました。まったくかすりもしなかったけど、良い人がテーザー銃を持って、きっちりエスコートしてくれました。」
トニー役のオーディション……はさておき、ライアンはマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長らと面会したものとみられる。ウォルト・ディズニー・カンパニーと21世紀フォックスの事業統合により、『デッドプール』シリーズも今後はマーベル・スタジオ傘下に入り、ファイギ社長の指揮で製作される見込みなのだ。ディズニーのボブ・アイガーCEO、またファイギ社長は、早くから『デッドプール』を従来の方針で継続する意向を示していた。しかし、一部にはディズニーがR指定を継続するか、PG指定に変更するかを検討しているとの報道もあり、新たな方針はいまだ不明だ。MCUに合流するのか、あるいは世界観を独立させたまま進行するのかも分からない。
なお『デッドプール』シリーズの脚本家であるレット・リース&ポール・ワーニックは、すでに次なるアイデアを多数検討していることを米io9にて明かした。いわく、「今後もR指定の世界観で続けつつ、いずれMCUにもちょっとだけ加われるのがいいなと思います」。現時点では、ライアンが多忙であること、ディズニーとフォックスの事業統合で全体のスケジュールが遅れていることなどから、やはりシリーズの今後は「すべてが未定」だという。
もっとも、ついにライアンがマーベル・スタジオと面会したということは、ゆるやかに次なる動きが見え始めてきたということでもあろう。今は続報をじっと待つべし。
Source: Ryan Reynolds, io9