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マーベル「シークレット・インベージョン」新予告編が公開 ─ 6月21日配信決定、MCU異色の大人向けスリラー

https://youtu.be/Tp_YZNqNBhw

ディズニープラスで独占配信となるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新ドラマ「シークレット・インベージョン」より、最新予告編映像が公開となった。合わせて、配信日が2023年6月21日となることも発表となった。

映像内で「アベンジャーズはどこへ?」とのセリフが登場するように、本作はスーパーヒーローがまったく登場しない異色作。MCU史上、もっとも大人向けとも言える本格的なサスペンス・スリラーだ。

主役となるのは、かつてアベンジャーズを結成させた張本人であるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)。『キャプテン・マーベル』(2019)に登場した変身能力を持つスクラル人が人間に化けて密かに地球侵略を進めているという設定の物語で、フューリーは危機を防ぐために動く。

映像では、ワインレッドのニットキャップを被り、拳銃を片手に森林地帯を歩くフューリーの姿がある。「君が去ってから、事態は一層悪化した」と苦い顔を見せるのはスクラル人のタロス(ベン・メンデルソーン)だ。かつてフューリーはスクラル人に対し居住環境の提供を約束していたが、それがうまくいかなかったことが原因で、一部のスクラル人が過激派に走っている。市街地では爆破テロが行われており、タロスの言うように事態は深刻さを極めているようだ。

フューリーといえば『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でも活躍していたが、実は全てタロスによる擬態であり、本物の彼は地球を離れて宇宙ステーションらしき場所にいることが明らかになっていた。そのフューリーが本シリーズでついに地球に帰還する。「なぜ私が戻ったと思う?」と話すフューリーは、死を偽装した自身の墓場から武器を取り出しながら、「これは個人的なことだ」と漏らす。

「あなたはこの戦いには相応しくない」「この地球で繰り広げられてきた影の戦いを知る者は少ない」「責任を感じる?」とフューリーに問いかけるのは、名優オリヴィア・コールマンが演じるMI6特別捜査官のソニア・フォルスワース。現時点でこのキャラクターの詳細はほとんど明らかになっていないが、「古き友よ」とのセリフから、フューリーとは旧知の仲であることがわかる。

続けて、タロスの娘であるガイア(エミリア・クラーク)や、『ブラックパンサー』シリーズでもおなじみのエヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)、マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)の姿も登場する。どの人物も、その表情には驚きや緊張が表れている。

「この戦いは、私1人で挑まなければならない」と語るフューリーだが、しかしヘリコプター機による車両爆撃が繰り広げられたり、銃を携えたエージェント多数が立ち塞がったりと、とてもフューリー1人で対処できる戦いには見えない。ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)は、「あなたはこの星で一番のお尋ね者だ」と警告する。

映像には、この頃不穏な動きが目立つダメージ・コントロールのコンテイナーから、何かしらの「検体サンプル」が取り出されようとする様子も含まれている。マーベル・スタジオ作品らしい大規模なアクションシーンも含まれているが、軸となるのは大人向けサスペンス・スリラーとしての風格のようだ。映像は「最後の戦いだ」とのボイスオーバーに合わせ、コートの襟を立てるフューリーの後ろ姿で終わっている。

シークレット・インベージョン
(c) 2023 Marvel

ドラマ「シークレット・インベージョン」は2023年6月21日、ディズニープラスにて独占配信。脚本は「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」(2015-2019)のカイル・ブラッドストリート、監督は『すべてが変わった日』(2020)のトーマス・ベズーチャ、「倒壊する巨塔 アルカイダと「9.11」への道」(2018)のアリ・セリム。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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