『バットマン・デスメタル』『スパイダーマン/ファンタスティック・フォー』『スパイダーマン:スパイダーアイランド』発売【邦訳アメコミ最新情報】

ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)より、2021年11月発売の邦訳アメコミラインナップが到着だ。今月は、2021年のDC最大衝撃作『バットマン・デスメタル』、スパイダーマンとファンタスティック・フォーの共演作『スパイダーマン/ファンタスティック・フォー』、人々がスパイダーマンになってしまった物語『スパイダーマン:スパイダーアイランド』が発売される。
『バットマン・デスメタル』(DC)
“笑うバットマン” VS. ジャスティス・リーグ!DCユニバースの未来を決定的に変化させる一大決戦の幕が上がる。2021年DC最大の話題作『バットマン・デスメタル』がついに登場だ。
2011年のニュー52から始まり、2016年のDCリバースを経て『ドゥームズデイ・クロック』へと至ったDCユニバースは、“メタユニバース(超宇宙)”という新たな概念を生み出した。
2020年6月から2021年1月にかけて本国で刊行された本作『バットマン・デスメタル』は、その一連の流れを受けたDCユニバースの総決算ともいえる作品。
ジャスティス・リーグが邪神率いるヴィランチーム“リージョン・オブ・ドゥーム”に敗北したことで、世界はダーク・マルチバースに支配され、世界は闇の多元宇宙からやってきた“笑うバットマン”ことバットマン・フー・ラフズと邪神パーペチュアの支配する暗黒の世と化していた。
マルチバース内で唯一生き延びた地球では、ワンダーウーマン、バットマン、スーパーマンをはじめ、ヒーローたちがそれぞれに世界を元に戻すために戦い続けている。だが、狡猾なバットマン・フー・ラフズは、邪神すら欺く恐ろしい計画をひそかに進めており……?
はたしてヒーローたちはこの最悪の局面にどう立ち向かうのか。本作『バットマン・デスメタル』で、DCユニバースの未来を決定的に変化させる展開が待ち受ける。
2021年3月以降、DCコミックスは“デスメタル後”の新体制である『インフィニット・フロンティア』をスタート。今後のDCコミックスを追う上で、本作『バットマン・デスメタル』は重要なカギとなる作品。2021年11月25日頃発売。
なお、2022月12月にはこの一大イベント「デスメタル」の関連タイトルをまとめた外伝『バットマン・デスメタル:ダーケスト・ナイト』も刊行予定。2021年DCコミックス最大のイベントをぜひお見逃しなく!
『スパイダーマン/ファンタスティック・フォー』(MARVEL)
スパイダーマンとファンタスティック・フォーがチームアップ! 生誕60周年を迎えるマーベル最初のヒーローチームとスパイダーマンの共演作が登場。
1961年に刊行された『Fantastic Four』#1で、スタン・リーとジャック・カービーによって創造されたファンタスティック・フォー(通称FF)は、アメリカのコミック史上初のチームとして誕生したスーパーヒーローチーム。
現在ではマーベルのヒーローチームといえば、アベンジャーズのほうが知られているが、解説で翻訳者の高木亮氏が「マーベルの精神の原点はFFにある」と称するほど、マーベルを語る上では重要な、欠かせないヒーローたちだ。
実は、今年2021年はファンタスティック・フォーの生誕60周年にあたる記念の年。本作『スパイダーマン/ファンタスティック・フォー』は、FFとは古くから馴染みのあるマーベルの人気者スパイダーマンとの共演作をまとめた一冊だ。
エンパイア・ステート大学で開催される国際平和会議に呼び出されたファンタスティック・フォー。そこで彼らにボディガードを依頼してきたのは、なんと宿敵であるドクター・ドゥーム。平和を維持するため、しぶしぶながら任務にあたるFFだが、ドゥームに復讐しようとするサブマリナーが乱入し、スパイダーマンまでもが騒動に巻き込まれることに……。
その他、ファンタスティック・フォーとスパイダーマンが共演する短編作品を収録。ファンタスティック・フォーをまだ知らない人でも楽しめる、入門には最適な一冊だ。イタリアのコミックスアーティスト、マリオ・アルベルティによる美麗なイラストにも要注目。2021年11月25日頃発売。
『スパイダーマン:スパイダーアイランド』(MARVEL)
NYの人々が突然スパイダーマン化?大混乱に陥るニューヨークをスパイダーマンとアベンジャーズは守り抜けるか。
“大いなる力には、大いなる責任が伴う”──このことを理解しているからこそ、ピーター・パーカーはヒーローでいられる。しかし、もしこのことを理解していない人々がスパイダーマンの能力を手に入れてしまったら……?
本作は2011年7月~11月にかけて刊行された「アメイジング・スパイダーマン」#666~673で展開されたイベント「スパイダーアイランド」とその関連ストーリーをまとめた一冊。ライターのダン・スロットは2008年から2018年まで「スパイダーマン」誌を担当したベテランライターだ。
本作『スパイダーマン:スパイダーアイランド』では、ジャッカルと謎の黒幕が、スパイダーマンの遺伝子をニューヨークじゅうにばらまいたことで、ニューヨーク市民がスパイダーマンの能力を手に入れてしまう、という驚きの展開が描かれる。
100万人以上の人々が突然スパイダーマン化したことで、ニューヨークは大混乱に。はたしてピーター・パーカーとアベンジャーズは、クモの能力を持つ暴徒から街を守ることができるのか?
新作映画の公開も控え、スパイダーマンにますます注目が集まる今、必読の一冊。2021年11月25日頃発売。
2021年11月マーベルコミックス電子配信タイトル
11月は下記の既刊14タイトル、新刊2タイトルが電子配信される。
既刊タイトル
- ゴーストライダー:破滅への道
- ブラックパンサー:暁の黒豹
- X-MEN VS. アベンジャーズ(プレミア・クラシック)
- マーベル・シネマティック・ユニバース・ガイドブック
- イヤー・オブ・マーベルズ
- X-MEN/スパイダーマン
- A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最強
- A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最驚
- X-MEN:ファーストクラス 明日への架け橋
- デッドプール VS. カーネイジ
- マイティ・ソー:アスガルドの伝説
- アイデンティティ・ウォー:デッドプール/スパイダーマン/ハルク
新刊タイトル
- スパイダーマン/ファンタスティック・フォー
- スパイダーマン:スパイダーアイランド