『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット、ファーストルック早くも公開 ─ 正式発表後初、悪役ダークサイド登場

DC映画『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットより、公式発表後はじめての場面写真がザック・スナイダー監督のTwitterにて公開された。2020年5月21日、本作は米HBO Maxにて2021年の配信決定が告知されたばかり。第一報ののち、わずか1週間でファーストルックが到着である。
He’s coming… to HBO Max pic.twitter.com/tthWwAqzWp
— Zack Snyder (@ZackSnyder) May 27, 2020
「彼がやってくる…HBO Maxに」。スナイダー監督が掲載したのは、“幻の悪役”ダークサイド/ユクサスの姿だ。宇宙のすべてを支配し、全生命を奴隷とすることを目論む“最凶”のヴィランであるダークサイドは、もともと『ジャスティス・リーグ』にヴィランとして登場予定で、撮影も行われていた。ところが、スナイダーが『ジャスティス・リーグ』を途中降板したのち、登場シーンはすべて削除され、代わりにステッペンウルフがヴィランのポジションに収まっている。
『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットは、その名の通り、スナイダー監督が降板する以前、本来のビジョンに基づいて製作する新バージョン。ダークサイドが復活することは、モーションキャプチャー&声優のレイ・ポーターが認めていた。ただし、完成版の出番がどれくらいになるのかはポーターにもわからないという。
スナイダー・カットについて、監督自身は「まったく新しいもの」「公開版とは違う体験」だと語っており、製作には音楽や編集、VFXなどのスタッフが再結集。新たにセリフを収録するため、出演者が再び参加する可能性もあるという。ワーナーは3,000万ドル以上という異例の追加予算を投入し、自社の映像配信サービス「HBO Max」のキラーコンテンツとして世に放つ構えだ。
ちなみにスナイダー監督は、これまでにもダークサイドの姿を捉えた場面写真やメイキング画像をSNS上にてしばしば投稿してきた。今回の場面写真もまったくの初出ではなく、モノクロ版は以前公開されていたのである。しかしカラーで見てみると、やはりCG作業が相当進んでいたことが改めて実感できるだろう。
『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットは2021年、米HBO Maxにて配信予定。