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『アベンジャーズ』バッキー役セバスチャン・スタン、女性スパイ映画『355』に参戦決定 ─ ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルスらと共演へ

セバスチャン・スタン
Adriana M. Barraza/WENN.com 写真:ゼータイメージ

『キャプテン・アメリカ』シリーズや『アベンジャーズ/エンドゲーム』などのバッキー・バーンズ役で知られるセバスチャン・スタンが、豪華キャスト競演による女性スパイ映画『355(原題)』に出演することがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。

タイトルの「355」は、18世紀のアメリカ独立戦争時に活躍した、実在する女性スパイのコードネームが由来。世界各地の組織から集められた女性スパイたちが、世界を混沌へと導く陰謀を止めるため、お互いを疑い、葛藤しながらも、それぞれのスキルと才能を活かしてチームを結成するストーリーだ。他人同士、敵同士だった彼女たちは、やがて同志となり、友人同士となっていく。

チームのメンバーを演じるのは、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)『X-MEN: ダーク・フェニックス』(2019年6月21日公開)のジェシカ・チャステイン、『ボルベール〈帰郷〉』(2006)『それでも恋するバルセロナ』(2008)のペネロペ・クルス、『ブラックパンサー』(2018)ルピタ・ニョンゴ、『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014)『スキップ・トレース』(2016)のファン・ビンビンだ。

なお、本作の製作が発表された2018年5月の段階では、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(2007)『インセプション』(2010)などのマリオン・コティヤールも出演すると伝えられていた。ただし本人の事情により、すでにマリオンはプロジェクトを離脱しているという。

『355』製作発表から1年…!

『355』にはセバスチャン・スタンのほか、『ゴールド/金塊の行方』(2017)や「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」(2018)のエドガー・ラミレスも出演。二人がどのように女性スパイたちに関わるのか、役どころは明らかになっていない。監督は『X-MEN: ダーク・フェニックス』のサイモン・キンバーグ、脚本はドラマ「NYPDブルー」(1993-2005)「SMASH」(2012-2013)のテレサ・レベックが務める。

マーベル映画を除いて大作映画にあまり出演していないセバスチャンにとって、本作は現在告知されている出演作品のなかでも稀有な一本となりそうだ。ニコール・キッドマン主演のスリラー映画『Destroyer(原題)』、主演を務める恋愛映画『Monday(原題)』や、同名スリラー小説を原作とする『ずっとお城で暮らしてる(邦題未定、原題:We Have Always Lived in the Castle)』、豪華キャストの実話映画『The Last Full Measure(原題)』など数々の作品が待機中だが、いずれも日本公開情報は不明。それでもこれだけのキャストが揃う『355』なら…『355』なら、きっと日本にも来てくれるはず…!

映画『355(原題)』は2019年7月8日よりフランス・パリにて撮影予定。イギリス・ロンドン、モロッコでも撮影が行われる。

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Sources: Variety, Deadline, THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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