Menu
(0)

Search

スタン・リー、『アベンジャーズ4』カメオ出演は撮影済み ─ 最期の登場作品は

©THE RIVER

「スパイダーマン」や「X-MEN」「ハルク」「ファンタスティック・フォー」など数多くのスーパーヒーローを生み出したマーベル・メディアの名誉会長スタン・リーが、2018年11月12日に95歳で亡くなった

スタン・リーはマーベル・コミックス原作映画のほとんどにカメオ出演することでも知られており、出演シーンは映画のお楽しみとしてファンの間で愛されてきた。残念ながら今後のカメオ出演は無くなることになるが、既に撮影を済ませている作品もある。

今後公開予定のマーベル・コミックスを原作とした映画でのカメオ出演情報について、2018年11月13日現時点で明らかになっていることをお伝えする。

『アベンジャーズ4』への出演は確実か

まず簡単に、マーベル・コミックスを原作とする映画の製作状況について整理しよう。

現在マーベル・コミックスを原作とした映画を手がけているのは、『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の米ウォルト・ディズニー/マーベル・スタジオ、『X-MEN』『デッドプール』シリーズの米20世紀フォックス、『スパイダーマン』『ヴェノム』シリーズの米ソニー・ピクチャーズである。

まだ公開されていない作品群の中で、既に撮影が行われている作品は以下の通りだ。

  • 『スパイダーマン:スパイダーバース』ソニー・ピクチャーズ製作(全米:2018年12月14日、日本:2019年)
  • 『キャプテン・マーベル』マーベル・スタジオ製作(日本:2019年3月15日)
  • 『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』マーベル・スタジオ製作(全米:2019年4月26日(金))
  • 『X-MEN:ダーク・フェニックス』20世紀フォックス製作(日本:2019年6月
  • 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』マーベル・スタジオ製作(全米:2019年7月5日)
  • 『ニュー・ミュータンツ(邦題未定、原題:New Mutants)』20世紀フォックス製作(全米:2019年8月2日)

これら計6作品の中で、現時点でスタン・リーがカメオ出演すると考えられるのは、『アベンジャーズ』第4作のみ。同作の出演シーンを既に撮影していることは、監督を務めるルッソ兄弟がインタビューにて認めていた

「スタンのことは僕たちが引っ張り出そうとするのですが、飛行機が嫌いなので、何作品かのカメオを同タイミングで撮影することが多いですね。なので、同じスタジオで撮影している他の映画があれば、彼のカメオ出演シーンをまとめるんです。例えば『アントマン&ワスプ』と『アベンジャーズ』第4作みたいに。あるセットから次のセットへと移動してもらって、一日でカメオを撮影できるようにするんですよ。スタンは素晴らしいですし、彼が撮影現場にいるのは最高です。みんなも大好きですよ。」

また、公開間近のアニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』はピーター・ラムジー監督がスタン・リーと共に撮影した写真を掲載。こちらにもカメオ出演するのであれば、登場時の声は既に収録していると思われる。

『スパイダーマン:スパイダーバース』の次に公開が予定されている『キャプテン・マーベル』は2018年7月6日(米国時間)に本撮影を終了。こちらへの登場はあくまでも不明であるが、その後に公開される『アベンジャーズ』第4作にスタンは登場することになりそうだから、『キャプテン・マーベル』への登場も期待できるかもしれない。

一方、同じくMCU作品の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、撮影を約1ヶ月前の2018年10月16日(米国時間)に終了したばかり。こちらも詳細不明だが、スタン・リーは「スパイダーマン」の生みの親。ファンとしては是非とも同作に出演していることを願いたい。

ただし米Entertainment Weeklyの推察を参考にするならば、『キャプテン・マーベル』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』への登場は期待しないほうが良いかもしれない。同記事は、『アベンジャーズ4』がスタン・リー最期のカメオ登場になるのではないかと伝えている。

最後に、米20世紀フォックスの手がける『X-MEN:ダーク・フェニックス』と『ニュー・ミュータンツ(邦題未定、原題:New Mutants)』は、公開日こそ先なものの、本撮影自体は1年ほど前に終了させている。ただ、両作とも製作トラブルが噂されており、『X-MEN:ダーク・フェニックス』は再撮影が行われたばかり。米Entertainment Weeklyによれば、スタンは『X-MEN:ダーク・フェニックス』へは登場しないという。『ニュー・ミュータンツ』に至っては、本編の半分以上を撮り直すと噂される再撮影がまだ開始していないとの報道もあったため、こちらへの出演も望めないだろう。

これまでは驚きや笑いを届けてくれたスタン・リーの映画カメオ出演は、今後はファンの寂しい涙を誘うことになるかもしれない。それでも、少しでも多くの作品で再会できることを願うばかりだ。

Source: Fatherly, CBR.com,Entertainment Weekly

Writer

アバター画像
Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly