『スーパーマン』黒人リブート版、現在も企画継続中 ─ J・J・エイブラムス製作、新生DCユニバースから独立

『スター・ウォーズ』『スター・トレック』のJ・J・エイブラムス製作による、「黒人のスーパーマン」を描いた新作映画(タイトル未定)の企画が、ジェームズ・ガンが指揮する新生DCユニバースでも健在であることがわかった。
J・Jが手がける“黒人スーパーマン映画”は、2021年2月に企画が発表されたもので、脚本を『世界と僕のあいだに』『ウォーターダンサー』などのタナハシ・コーツが執筆。2016年から2021年にかけて、マーベルで『ブラックパンサー』『キャプテン・アメリカ』のライターを務めた経験もある才人だ。もっとも、2022年6月の時点では「脚本は存在するが具体的な計画がない」状態だと伝えられていた。
このたび、新生DCユニバースを統括するジェームズ・ガンは、自身のThreadsにて本作の近況を報告。「エイブラムスのスーパーマン企画はまだ開発中ですか?」との質問に「イエス」とだけ答えた。
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新生DCユニバースでは、ガン自身が監督・脚本を務める『スーパーマン:レガシー(原題)』が、2024年3月の撮影開始を目指して進行中(2025年7月11日US公開)。2023年4月、ガンは“黒人スーパーマン”企画について、『スーパーマン:レガシー』とは「まったくの無関係」だと米GIZMODOに語っていた。
「楽しみな映画ですよ。企画を仕切っているシャンタル・ノンが大興奮しているのは知っています。まだ脚本は読んでいませんが、素晴らしい内容ならば、しかるべきタイミングできっと実現できるはず。(『スーパーマン:レガシー』とは)無関係の、『ジョーカー』(2019)と同じエルス・ワールド作品になるでしょう。」
ガンの言っている「エルス・ワールド」とは、新生DCユニバースに属さない“DCエルス・ワールド”のこと。こちらにはロバート・パティンソン主演『THE BATMAN―ザ・バットマン―』シリーズや、ホアキン・フェニックス主演『ジョーカー』シリーズなどが存在しており、J・Jの企画もこちらに組み込まれることになるという。
ちなみに、コーツが執筆する“黒人スーパーマン”の新作映画は、2021年の段階では「カル=エルがクリプトン星から地球にやってくる物語で、20世紀を舞台にする選択肢も検討されている」と報じられていた。実現の暁には、果たしてどんな物語になるのか。
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Source: James Gunn, GIZMODO