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『スター・ウォーズ』次回新3部作、ゆるやかに製作始動 ― 『最後のジェダイ』プロデューサーが明かす

ライアン・ジョンソン
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/25070162628/

映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)に始まった現行3部作に次ぐ、“遠い昔、遥か彼方の銀河系”を舞台とする『スター・ウォーズ』新3部作の製作がついに始動したという。

2017年11月に発表された新3部作は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)を手がけたライアン・ジョンソン(写真)が全体の統括を担当し、第1弾の脚本・監督を務める。プロデューサーにはルーカスフィルムの陣営に加え、ライアン監督のデビュー作『BRICK ブリック』(2005)から『最後のジェダイ』まで共同作業を重ねてきたラム・バーグマンが就任した。

英Empire誌の主催する映画祭「2018 Rakuten TV Empire Award」にて、ラム氏は新3部作の現状について「(作業を)始めました。ゆっくりと、ゆっくりとではありますが、始めています。きっと、もうすぐ忙しくなると思いますよ」と述べている。
『最後のジェダイ』は2017年12月の劇場公開を経て、2018年3月27日には米国でブルーレイが発売される。折にふれて同作のプロモーションやイベントに登場してきたライアン監督は、自身の手がける新3部作の製作へゆるやかに移行していくことになるのだろう。

ライアン監督による『スター・ウォーズ』新3部作は、スカイウォーカー・サーガや従来シリーズから完全に独立した、新たなキャラクターの登場するストーリーになるという。監督は3部作にまたがるストーリーを考案するが、第2作・第3作でどのような役割を務めるかは未定。多様なクリエイターの参画を望むなど、その構想は製作現場を支える顔ぶれにも広がっているようだ。

なお『スター・ウォーズ』は、J・J・エイブラムス監督による『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をもって現行3部作が完結して以降、ライアン監督による新3部作、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-)の製作陣による新映画シリーズ『アイアンマン』(2008)ジョン・ファヴロー監督によるドラマシリーズが待機中。アニメやゲームなども含め、ユニバースはさらに拡大していくとみられる。

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』MovieNEXは2018年4月25日発売

Sources: SR, Empire
Eyecatch Image: Photo by Dick Thomas Johnson

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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