『ワンダーウーマン』新映画を先行、『ティーン・タイタンズ』は後回しに ─ ジェームズ・ガン認める

DCの若手ヒーローチーム「ティーン・タイタンズ」を描く実写映画企画は、しばらくお預けとなりそうだ。脚本家のアナ・ノゲイラが『ワンダーウーマン』新企画に専念するためという。ジェームズ・ガンが明らかにした。
ティーン・タイタンズは、10代のヒーローやサイドキックで編成されるチーム。メンバーはシリーズの年代によって異なるが、主なメンバーはロビンやアクアラッド、ワンダーガールなど。これまで「ティーン・タイタンズ・ゴー! トゥ・ザ・ムービーズ」(2018)や「ティーン・タイタンズGO!」(2013-)などのアニメ作品が登場しているほか、2018年に開始された実写ドラマ「TIANS/タイタンズ」も人気を博している。
『スーパーガール』でもペンを執るアナ・ノゲイラが脚本を進めていたが、兼任となる『ワンダーウーマン』新作映画を先行させる。DCスタジオのジェームズ・ガンはThredsにて「アナ・ノゲイラの『ティーン・タイタンズ』脚本はもう読みましたか?」との質問に「まだ存在しません。彼女はしばらく『ワンダーウーマン』に取り組んでいます」と回答する形で認めた。
ここで別のユーザーは、「じゃあ、これはなんですか?」と米Varietyの記事を提示。『ティーン・タイタンズ』の脚本について、ガンが「アナが熱心に書いてくれていて、素晴らしい脚本を提出してくれました。今も彼女が手を加えているところなのですが、完成版の脚本ではありません」と語る内容だ。こちらの発言によると、『ティーン・タイタンズ』脚本は未完成ながら存在するということになる。
これについてガンは「よくわからない。脚本は完成していないと言ったんですよ。アナには『ワンダーウーマン』に移って、そちらを先に仕上げて欲しいと依頼して、そうしてもらっている」と説明。別のユーザーが「一度も存在しなかった、と捉える人もいるようですよ。あなたは“完成した”脚本について話していたということですね。どうやら『ティーン・タイタンズ』は後回しになったということなら合点が行きます」と補足すると、ガンも「そうです。脚本を読んだことはないというだけです」と答えた。
脚本第一主義のガンは、『ワンダーウーマン』でも脚本が完成するまではキャスティング検討を行わないと過去に投稿している。つまり、納得できる脚本ができない限り製作は行われない。同様に『ティーン・タイタンズ』も、先にキャスティングが伝えられる可能性はあまりないだろう。ティーン・タイタンズのファンは、まずはワンダーウーマンの順番待ちをする必要がある。
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