『ザ・バットマン』リドラー役ポール・ダノ、撮影が激しすぎて眠れない日もあった

DCコミックスの最新作『THE BATMAN- ザ・バットマン-』でヴィランのリドラー役を演じるのは、ポール・ダノ。謎に包まれたリドラーだが、ダノによれば撮影では「激しい」シーンに挑み、その末に眠れなくなってしまった事もあったという。
『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)や『スイス・アーミー・マン』(2016)、『ルビー・スパークス』(2012)などに出演し、幅広い演技を見せてきたダノが本作で演じたのは、ブルース・ウェイン/バットマンに謎解きを挑み、ゴッサム・シティ全体に大きな混乱を巻き起こしていく知能犯のリドラー。米Entertainment Weeklyで、「僕はワクワクするような人や題材を待っていました」と語るダノは、「今作が間違いなくそれでした」と出演を喜んでいる。
もっともダノには、リドラーを演じたことで精神的にこたえた時もあったという。その例として、ダノは劇中のワンシーンを挙げながら、撮影がいかに影響を与えたかを語っている。
「ピーター・サースガードのキャラクターとのシーンがあるんですけれど、すごく激しかったんです。思うように眠れなかった日も何日かありました。このキャラクターから抜けるのが少し難しかったというだけなんですけど。あそこまでたどり着くのには気力が必要なんです。そこまで到達したらしばらくはキープしなければいけません。行ったり来たりするのは大変なので。」
ピーター・サースガードが演じるのは、腐敗の街ゴッサムで地方検事として働くギル・コルソンというキャラクター。リドラーとの関係性は未知数だが、ダノが「すごく激しかった」と言うからには、リドラーの見どころシーンの一つとして注目しておきたいところだ。

ちなみに、ダノ演じるリドラーと対峙するバットマン役のロバート・パティンソンも、役作りからの疲労を語っていた。パティンソンの場合、撮影終盤の時点で「自分が人間に見えませんでした」とまで話していたが……。
映画『THE BATMAN- ザ・バットマン-』は2022年3月11日(金)全国公開。
Source: Entertainment Weekly