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『ザ・バットマン』マット・リーヴス監督、続編製作は急がず ─ 「完結型の経験として」

THE BATMAN-ザ・バットマン-
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DCコミックスの最新作、ロバート・パティンソンが新生バットマンを演じる映画『THE BATMAN- ザ・バットマン-』に期待されるものは何だろうか。もしも作品が気に入ったとすれば、多くの人が望む中に続編があるはずだ。

しかし、メガホンを取ったマット・リーヴス監督は、続編に前向きな姿勢でありながらも、シリーズ化を急いでいるわけではないようだ。Los Angeles Timesより、『ザ・バットマン』について「もっと作りたいですよね?」と訊かれた監督は「はい」と即答しながらも、「でもまず最初は、長い昼寝をすることになるでしょう」と語っている。

「私は、この映画をチャプター1として扱わないように常に意識してきました。チャプター1になると、さらなるチャプターがあると考えられてしまう。なので私はこの映画を満足する経験として作りたかったんです。みなさんが80年以上愛されてきたこのキャラクターに新しさを感じることができるように。

本作で描かれるのは、バットマン2年目のブルース・ウェイン。クリストファー・ノーラン監督の『バットマン ビギンズ』(2005)ではバットマンの1年目を描いたDCコミックスの「イヤーワン」を下敷きとした物語が展開されたが、リーヴス監督が言う「新しさ」として、バットマン2年目という着眼点は重要になってくるはずだ。

察するに、リーヴス監督は本作を単独作品としてファンに提供することを念頭に置いたのだろう。もっとも、リーヴス監督には続編のアイデアも思い浮かんでいるようで、『ザ・バットマン』の成功を前提にこのような希望を明かしている。

「もし成功したら、伝えたい物語がたくさんあります。その時はチャプター2を作ることになるでしょう。この映画を完結型の経験として作らなかったから、(そう思う)というわけではありません。ひとまず何が起こるのか、観客の反応を見ることにします。もし共感してもらえて、今後に対して前向きに思ってくださるのであれば、昼寝をしすぎるわけにはいかないでしょうね。」

映画『THE BATMAN- ザ・バットマン-』は、2022年3月11日(金)全国公開。

Source: Los Angeles Times

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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