【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン2最終話、ストームフロントの「その後」が明らかに

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン2最終話のネタバレが含まれています。
「ザ・ボーイズ」シーズン2の最終話では、ライアンをめぐってストームフロントがブッチャーの妻ベッカを襲撃。ブッチャーが銃とバールで攻撃するもストームフロントには通用せず、あわやベッカ絞殺の修羅場となる。
そこにホームランダーの息子であるライアンがスーパーパワーを覚醒。瞳を赤く光らせると、気付けばブッチャーは倒れ込んでいた。目を覚まして起き上がると、そこには両手両足を失い、焼け焦げたストームフロントの姿が……。彼女は呆然とした様子で、ただ空を見つめてドイツ語で何かを囁いていた。
このシーンは、ストームフロントの死を意味していたのだろうか?シーズン2より新登場し、“セヴン”体制やホームランダーの自尊心をさんざんにかき乱した彼女は、このまま退場するのだろうか?
「いや、死んでないですよ!だってストームフロントですよ!」ショーランナーのエリック・クリプキは、ホームランダーの生存を米TV Lineに認めている。「あのずんぐりナチは実際には死んでいません。面白いと思ったのは、これ覚えてますかね、彼女はすごくゆっくり歳を取るでしょう。だからあのキャラクターの一番詩的な終わり方って、純血主義の彼女が身体を切断されて、死よりも辛いその運命と共に、これからおそらく何世紀も生きなくてはならないということ。だからストームフロントは死んでいないんです。ストームフロントは生きています!」
ストームフロントは、フレデリック・ヴォートが初めてコンパウンドVを投与して誕生したスーパーヒーロー。1970年代にも“リバティ”の名で活動した人種差別主義者であることが明らかにされた。
ちなみにストームフロント役アヤ・キャッシュも、シーズン3への復帰に向けて意欲ビリビリだ。「脚本家に求められたら、必ず応えます。ストームフロントの物語はとても良く語られたと思いますが、復帰が必要なら、秒で戻りますよ」と、Comicbook.comに話している。
ライアンによって四肢を奪われ、焼き焦げてしまったストームフロントは、この敗北の事実と共に生き続ける屈辱の年月が待っているというわけだ。彼女にとっては生き地獄に違いない。『スター・ウォーズ』でアナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになったように、サイボーグの身体を移植……なんてこともあるのだろうか?