【ネタバレ】「ザ・ボーイズ」シーズン4第2話、大御所コメディ俳優がサプライズ出演 ─ 現場ではアドリブ連発、「ディープキスまでした」と製作者

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第2話『堕ちた者たちの生き様』のネタバレが含まれています。

「ザ・ボーイズ」第2話『堕ちた者たちの生き様』ウィル・フェレルが本人役でサプライズ登場
さっそくだが、「ザ・ボーイズ」第2話『堕ちた者たちの生き様』でサプライズ出演を果たしたのは、『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(2003)や『俺たちニュースキャスター』シリーズなどで知られるコメディ俳優のウィル・フェレルだ。ノトーリアス・B.I.G.の楽曲「Hypnotize」にあわせて始まるエピソード冒頭では、スーパーヒーローチーム“セブン”のAトレインを主演とする新作映画の撮影が行われていた。
映画の劇中シーン、薬の売買を行うAトレインの元にホンダの車がやってくる。思わず「クソ」と声を漏らすAトレイン。エモい感じで車から登場したのは、Aトレインの大学時代の恩師、ブリンクコーチだった。
映画『セブンの夜明け』などでもメガホンを取った監督(P・J・バーン)はカットの合図を出すと、ブリンク役の俳優の元へ「ミスター・フェレル」と歩み寄る。どうやらフェレル、劇中では本人役として出演したようだ。

米コメディ界で活躍してきたウィル・フェレルのカメオ登場は、ショーランナーのクリプキが前々から検討していたことだという。「彼や彼の製作パートナーのキャロライナ・バーローと前に(カメオについて)話したことがあるんです」と語るクリプキは、出演までの経緯をこう振り返る。
「この役が思い浮かんだ時、僕たちはカジュアルに脚本について話していました。ジェシカ・チョウが書いた脚本の柱書きには、“ハリウッドの大スター”と記されていたんです。そこで僕は彼にメールで“30時間のパパッとした撮影になるんですけど、どうでしょう?”と伝えました。」
その後、クリプキはフェレルに脚本を渡したそう。フェレルの反応は「おー、良い感じですね。もちろんやりますよ」といったものだったという。しかし、「悲惨な撮影環境でした」と撮影当日を振り返るクリプキ。「横殴りの凍雨だったんですよ。1日中外にいましたね」と天候には恵まれなかったとか。
そんな中でもさすがはフェレル、現場では気丈に振る舞っていたという。「彼はこれ以上できないくらいクルーに優しく接していましたよ」とクリプキは振り返る。
また、キャリアも長いフェレルはAトレイン役のジェシー・T・アッシャーとの間でアドリブを連発。「たくさんあります」と語るクリプキによれば、2人は「ディープキスまでした」という。「カットシーンでは多くのことが起きていた」というクリプキは「NGシーン集に入れなきゃですね」と予告した。
ちなみに、フェレルが演じたブリンクコーチは、「ザ・ボーイズ」のスピンオフドラマ「ジェン・ブイ」(2023-)で初登場を果たしたキャラクター。ヴォート社が運営するゴドルキン大学犯罪対策学部の教授として世間では名を知られており、大学内でセブンに入る素質のある学生ヒーローをスカウトしていた。『ショーシャンクの空に』(1994)や『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)スルト役のクランシー・ブラウンが演じた。
「ザ・ボーイズ」シーズン4第1〜3話はAmazon Prime Videoで配信中。
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Source:Variety