『ローグ・ワン』監督と『TENET』主演俳優がタッグのSF映画予告編が公開、渡辺謙も出演

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『GODZILLA ゴジラ』(2014)のギャレス・エドワーズ監督による最新作『The Creator(原題)』の予告編映像が公開された。『ローグ・ワン』っぽい仕上がりになっているようだ。
主演は『TENET テネット』(2020)のジョン・デヴィッド・ワシントン。スケジュール上の都合で降板したベネディクト・ウォンに代わり、エドワーズ監督とは『GODZILLA ゴジラ』ぶりタッグとなる渡辺謙も出演。予告編映像にもしっかり姿を見せている。
『True Love』のワーキング・タイトルで進められていた本作は近未来を舞台としたSFアクション。人間のために誕生したAIがロサンゼルスに核弾頭を落としてから10年後の人類存亡をかけたAIとの全面戦争を描くという、設定自体はありきたりなものだ。そこに『ローグ・ワン』撮影監督のグレイグ・フレイザーによるシリアスな戦争映画風のタッチが入り、緊迫感あふれる雰囲気が漂っている。
主人公のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、戦争と人類そのものを終わらせる謎の兵器を開発した高度AIの設計者、“クリエーター”を追う元特殊部隊隊員。映像の冒頭では幼い娘と共にどこかへ向かっている。「天国ってどんなところ?」と尋ねられると、ジョシュアは「天国に行けるのは善人だけだ」と答えている。
やがて“クリエーター”の居場所を突き止めたジョシュアだが、そこにいたのはなんと子どもだった。「私たちはどっちも天国にはいけない。あなたは善人じゃないし、私は人間じゃないから」と衝撃の事実を告げられている。
果たしてジョシュアは任務を遂行させ、この戦争を終わらせることができるのか。激化する人類対AIの戦闘に勝利するのはどちらか。
ほか出演者は『エターナルズ』(2021)のジェンマ・チャン、『エイリアン:コヴェナント』(2017)のダニー・マクブライド、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)などのアリソン・ジャネイ。プロデューサーは『ローグ・ワン』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)のキリ・ハートが務め、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)『アド・アストラ』(2019)の米New Regencyが製作・出資する。配給は20世紀スタジオ、米公開は2023年9月29日だ。
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