Menu
(0)

Search

『ザ・フラッシュ』ポスターが米公開、新スーツ&バットケイブ登場 ─ 予告編の初披露まもなく

https://www.instagram.com/p/CofU3nKJDQE/

DC映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』のティザーポスターが米国で公開された。

本作の予告編は、2023年2月13日(日本時間)に米国で開催されるスーパーボウルにて初公開されることが以前より報じられている。このたび、米公式SNSでは「試合中の予告編に備えて」と記し、来たる予告編の初披露も正式に告知した。

この投稿をInstagramで見る

The Flash(@dctheflash)がシェアした投稿

本作は『ジャスティス・リーグ』(2017)に登場したフラッシュ/バリー・アレンの初めての単独映画。フラッシュと並行世界を描いた人気エピソード「フラッシュポイント」を原案に、DC映画の新体制を担うジェームズ・ガンによればDCユニバース全体をリセットする作品」になるという。

公開されたティザーポスターでは、新たなスーツを身にまとったフラッシュの姿に加え、上部には巨大なバット・シンボルがデザインされている。フラッシュが佇んでいるのは、おそらくバットマンの拠点であるバットケイブだろう。本作には『ジャスティス・リーグ』のベン・アフレックと『バットマン』(1989)のマイケル・キートンがそれぞれバットマン役として復帰するが、その役割の大きさが示唆されている形だ。

また、キャッチコピーとなっているのは「WORLDS COLLIDE(世界がぶつかる)」。もともと本作はDC映画のマルチバースを切り開く一作になる予定だったが、フラッシュが行き来するマルチバースの衝突を予感させるフレーズである。映画史的には、初期SF映画『地球最後の日』(1951)とその原作小説が『When Worlds Collide』という原題だったことを覚えておいてもよいかもしれない。

出演者はフラッシュ/バリー・アレン役のエズラ・ミラー、バットマン役のアフレック&キートンをはじめ、初登場のスーパーガール役を新鋭サッシャ・カーレ、バリーの恋人アイリス・ウェスト役を『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(2018)のカーシー・クレモンズが演じる。バリーの父親ヘンリー・アレン役には、新たにロン・リビングストンを起用。『マン・オブ・スティール』(2013)よりゾッド将軍役のマイケル・シャノン、副官ファオラ=ウル役のアンチュ・トラウェも出演する。

監督は『IT/イット』2部作のアンディ・ムスキエティ、脚本は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)のクリスティーナ・ホドソンが務めた。

本作は主演のエズラ・ミラーが二度逮捕されるなどスキャンダルに見舞われたが、ワーナー・ブラザース/DCコミックスは予定通りの公開を目指して再撮影を実施し、DC映画の新体制を担う「DCスタジオ」もエズラをサポートする姿勢を崩していない。ジェームズ・ガンは本作について「今まで観た中で最高のスーパーヒーロー映画の一本。アンディ・ムスキエティは素晴らしい仕事をしました」と絶賛した。

まもなく到着する初めての予告編には、一体どんな世界が描かれているのか。謎に包まれた部分の多い重要作が、まもなくそのベールを脱ごうとしている。

映画『ザ・フラッシュ(原題:The Flash)』は2023年6月16日に米国公開予定

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly