ヒュー・ジャックマン主演『The Son』新予告編が米公開 ─ ローラ・ダーン＆アンソニー・ホプキンス共演、『ファーザー』監督新作

ヒュー・ジャックマン、ローラ・ダーン、アンソニー・ホプキンス、ヴァネッサ・カービーらが豪華共演を果たす新作映画『The Son（原題）』より、最新予告編が米国公開された。

本作はアカデミー主演男優賞に輝いたほか世界中の映画賞を総なめにした、『ファーザー』（2020）のフロリアン・ゼレール監督による最新作。『The Son（原題）』は『ファーザー』につづき自身の舞台劇を映画化した物語だ。

ビジネスマンのピーター（ヒュー・ジャックマン）は別れた元妻のケイト（ローラ・ダーン）から、息子、ニコラス（ゼン・マクグラス）が問題を抱えていることを知らされる。ピーターは新しい妻ベス（ヴァネッサ・カービー）との間には子どもが生まれたばかりで忙しい日々を過ごしていたが、ニコラスを引き取り一緒に暮らすことになる。

公開された予告編では、ニコラスから「一緒に暮らしてもいい？」と問いかけられたピーターが困惑の表情を浮かべている。べスに「あなたのもう一人の息子もあなたを必要としている。それにあなたはいつも仕事ばかり」と促されるも、ピーターとニコラスの関係はスムーズには運ばず、ピーターは「ドラッグをやっているのか？」と詰め寄ってしまう。しかしニコラスは「自分に何が起こったのか分からないんだ」と涙を流しピーターに救いを求める

ニコラスが抱えていた問題の真相とは何なのか。また、ピーターと父アンソニー（アンソニー・ホプキンス）の関係も詳らかになっていく。父の元を訪ねるが「お前は自分がいい父親だと言いたくて。私を訪ねてきたのか？何が望みだ？拍手か？」と冷たい態度を取られてしまうピーター。2人の過去に、何が起きていたのか。

ホプキンスは『ファーザー』で演じた認知症の父親とまた異なる凄みを見せる。ジャックマンが息子と、そして父親との複雑な関係に煩悶する姿も大きな見どころとなりそうだ。名匠ハンス・ジマーが手掛ける劇伴も作品に深みと緊張感をもたらしている。

ニコラスとピーター、ピーターとアンソニー、二組の父子がそれぞれに抱える痛みや傷、そしてそれらを乗り越えていけるかが作品のハイライトとなるだろう。『The Son（原題）』は2022年11月25日米国で劇場公開。

Source:Collider