Menu
(0)

Search

【ネタバレ】『ソー:ラブ&サンダー』おまけシーン完全解説 ─ 新キャラクターとサプライズ、今後への影響は

ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

この記事には、『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。

 ソー:ラブ&サンダー
©Marvel Studios 2022

ポストクレジットシーン:ヴァルハラとヘイムダル再登場

『ソー:ラブ&サンダー』2つめのおまけシーン「ポストクレジットシーン」では、ジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)が再登場。戦いの中で勇敢に死んだ戦士が行くことのできる安息の地「ヴァルハラ」に到着する姿が描かれた。

ジェーンはステージ4のガンを患っていた(原作コミックでは乳がん)。劇中では自らの免疫機能と引き換えにムジョルニアを使って「マイティ・ソー」として戦うことを選び、ゴアとの戦いで命を使い果たした。彼女は戦いの中で死んだこととなり、その魂は神々も憧れるヴァルハラへと誘われた。

そこで彼女を迎えたのはヘイムダル(イドリス・エルバ)だ。ヘイムダルといえば『マイティ・ソー』シリーズではビフレストの門番である誇り高き戦士で、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)ではサノスによって殺された。ゆったりとしたシルエットのガウンを着用していたことから、ここヴァルハラで彼女たちは様々な戦いからついに解放されたことが示された。

ヘイムダル役のイドリス・エルバは1年前(2021年7月)、「見たところ(の死亡)っていう言葉には注目しておいた方が良い」と意味深発言をしながら、本作撮影地でのパーティーにクリス・ヘムズワースと共に出席していたことから、もしかしてカメオ出演しているのではないかとの説もあった。今になってみれば、当たりだったようだ。

あの後、ジェーンはヘイムダルによってヴァルハラを案内されるようだった。そこでは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で死んだオーディンや、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガンの「ウォリアーズ・スリー」と対面するのかもしれない。もしかしたらロキがいる可能性もある。ソーが背中に弟を偲ぶタトゥーを入れていたと知って、ロキはどんな顔をするだろう?

ヘイムダルはここで「息子が世話になった」と語っていたことから、ヴァルハラに行った者は物質世界を見守ることができるらしい。ということはジェーンはこれから、愛するソーやラブのことを見守り続けることになるのだろう。将来ソーが戦いの中で死んでしまうことがあれば、彼らはまたヴァルハラで穏やかに再会できるということでもある。

ちなみにマーベル・シネマティック・ユニバースにおける死後の世界は他にも登場している。『ブラックパンサー』や「ムーンナイト」でも、死した先人や超常的存在が冥界の住人となっていた。死後の世界のあり方は、どうやらそれらの文化によって異なるようだ。ところでトニー・スタークの魂も、どこかの冥界からこちらを見守っているということはあるのだろうか……?

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。