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新スパイダーマン役トム・ホランド、野望を語る「20年後に映画監督、15年後にオスカー。ジェームズ・ボンドやバットマンも演じたい」

映画『スパイダーマン:ホームカミング』でスクリーンでの初主演を飾るトム・ホランドは、2017年6月1日に21歳になったばかりの、文字通りの“新鋭俳優”だ。しかしその芸歴はすでに10年に迫っており、2008年から2010年まで舞台『ビリー・エリオット・ザ・ミュージカル(原題:Billy Elliot the Musical)』で主役を演じた後、映画『インポッシブル』(2012年)や『白鯨との戦い』(2015年)などに出演してきた。

さらにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にスパイダーマン役で抜擢された現在も、チャーリー・ハナム主演『ザ・ロスト・シティ・オブ・Z(原題:The Lost City of Z)』や、ベネディクト・カンバーバッチらと共演する『ザ・カレント・ウォー(原題:The Current War)』の公開が待機している。先日は人気ゲーム『アンチャーテッド』の実写版に出演することも報じられた、まさに次世代のハリウッドを担うスター俳優なのである。

そんなホランドには現在、スパイダーマン役には収まらない大きな野望があるという。インタビュー・マガジン誌に登場したホランドは、『スパイダーマン:ホームカミング』で共演したゼンデイヤの質問に対して、その心中を率直に語っているのだ。

「20年後は映画監督。15年後はオスカー受賞」

インタビュー・マガジン誌でホランドへのインタビュアーを務めたゼンデイヤは、ホランドと同い年にして、ホランドよりも早くスターの座を射止めた女優・歌手である。彼女は自分が尋ねられる質問を参考に、ホランドにこう尋ねたのだった。

ゼンデイヤ: みんなが私にこう聞くの。“自分自身のことをどう思ってる? どうなりたいの?”って。あなたは、ピーター・パーカーとはぜんぜん違うタイプの役をやってきてるでしょう。演じることはずっと続けたいの?

ホランド: 20年後の目標は映画監督、15年後の目標はオスカー(アカデミー賞)を獲ることだ。5年後の目標は、自分自身が楽しみ続けていることだよ。僕はいま、本当に楽しい時間を過ごしてる。でも未来がある限り、俳優としての自分を広げていきたいんだ。ジェイク・ギレンホール、レオナルド・ディカプリオ、メリル・ストリープみたいにね。

そして彼は、新スパイダーマンとしての主演デビュー作を控えながら、すでにこうも語っているのである。

ホランド: ひとつのキャラクターに縛られたくないのさ。ヒーロー映画に挑戦すると起こりうることだと思うんだよ。だから自分のエージェントとは、いつも“どんな役を持ってきてくれたっけ、次は何かな、僕はどんな人物を演じられるだろう?”って話し合いをしてるんだ。

ちなみにホランドは、こう語る一方でスパイダーマン役を長く演じたいという意向も明らかにしている。このバランス感覚、冷静さはやはり長い芸歴からくるものだろうか? 同時にこれらは、21歳にして大きすぎる世界を見た者だけが語れる言葉だとも感じられる。

とはいえホランドは、ゼンデイヤに対してこんな願望も明らかにしていた。

ゼンデイヤ: もし演じられるとしたら、どんなアイコニック(象徴的)な役をやりたいの?

ホランド: ジェームズ・ボンド。それかバットマンを演じるね。

ゼンデイヤ: スパイダーマンにジェームズ・ボンド、バットマンを演じていいなんて、トム、それはちょっと不公平でしょ。

ホランド: すごく不公平だね。でもゼンデイヤ、この世は公平なんかじゃないよ。

映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日に全国ロードショー

Sources: http://www.interviewmagazine.com/film/tom-holland/
http://screenrant.com/tom-holland-play-james-bond-batman/
Eyecatch Image: https://twitter.com/InterviewMag/status/871824464266358785

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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