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『ヴェノム2』原題は『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に決定 ─ 米公開は2021年に延期

ヴェノム
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ソニー・ピクチャーズ製作、トム・ハーディ主演のマーベル映画『ヴェノム』(2018)続編のタイトルが、原題『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(Venom: Let There Be Carnage)』に正式決定した。あわせて、米国公開日が2021年6月25日に決定したことも発表されている。米Varietyなど複数のメディアが報じた。

スパイダーマンの宿敵・ヴェノムを主人公とする『ヴェノム』は世界的に大ヒットを記録し、続編企画が公開直後より始動していた。以前より、続編の公開時期は2020年10月2日と伝えられており、米ソニーも一部で認めていたため、事実上は約8ヶ月の延期となる。なお、2021年6月25日にはワーナー・ブラザース/DCコミックスが『ザ・バットマン(原題:The Batman)』を公開予定だったが、同作は2021年10月1日への延期が発表されている

タイトルの“Let There Be Carnage”は、日本語で「虐殺よ起これ」といった意。物語の詳細は不明だが、やはりタイトル通り、トム・ハーディ演じるヴェノム/エディ・ブロックの前に、“さらなる最凶ヴィラン”カーネイジ/クレタス・キャサディが本格登場するようだ。演じるのは『スリー・ビルボード』(2018)のウディ・ハレルソン。そのほか、アン・ウェイング役のミシェル・ウィリアムズが続投し、新ヴィランのシュリーク役で『ムーンライト』(2017)のナオミ・ハリスが登場。『アイリッシュマン』(2019)のスティーヴン・グレアムも出演する。

監督を務めるのは、前作のルーベン・フライシャーに代わり、モーションキャプチャーによる演技経験に長けた俳優アンディ・サーキス。監督としては初の大作映画となる。脚本は新鋭ケリー・マーセルが執筆し、撮影監督は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の重鎮ロバート・リチャードソンが担当。プロデューサーには、『LOGAN/ローガン』(2017)など『X-MEN』シリーズのハッチ・パーカーが加わった。

なおソニー・ピクチャーズは、同じく『スパイダーマン』のスピンオフ映画『モービウス』の米国公開日を2020年7月31日から2021年3月19日に延期済み。マーベル・シネマティック・ユニバース版『スパイダーマン』第3作(タイトル未定)は2021年7月16日に米国公開予定だが、いまや『ヴェノム』続編と3週間しか間隔が空いていないのが気にかかる。『スパイダーマン』第3作も新型コロナウイルスの影響が危惧されており、スケジュール変更の可能性を否定できないところだ。

映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(原題:Venom: Let There Be Carnage)』は2021年6月25日に米国公開予定

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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