『ハリー・ポッター』ヴォルデモート役、まだまだ再演熱望 ─ 企画あれば「間違いなく」出演するよ宣言

映画『ハリー・ポッター』シリーズでヴォルデモート卿を演じたレイフ・ファインズが、またしても再演に熱意を見せている。
以前より、『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの出演に名乗りを挙げたり、ヴォルデモートの単独スピンオフのアイデアを提案したりと、再演に意欲を示してきたファインズ。主演映画『ザ・メニュー』のニューヨーク・プレミアでは、米Varietyからヴォルデモート再演の意思を聞かれ、またしても「もちろん」と意欲的に回答した。もし今後『ハリー・ポッター』の企画に声がかかれば、「間違いなく」参加するという。
『ハリー・ポッター』シリーズでファインズが演じるヴォルデモートは、ハリーの母親リリー・ポッターの魔法によって肉体を失い、他人の身体に憑依することで生き延びていた。しかし第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005)では肉体を取り戻し、恐ろしい容姿と共に復活。以降、完結作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(2011)までの4作品で、イギリス魔法界最強と言われる闇の魔法使いとしてハリー・ポッターらの前に立ちはだかった。
ファインズはヴォルデモートに並々ならぬ情熱を捧げているようだが、再演が実現するかは不透明である。『ハリー・ポッター』完結後も『ファンタスティック・ビースト』シリーズによってシリーズは存続してきたが、『ファンタビ』1作目は1926年のアメリカが舞台であり、これはヴォルデモートの前身トム・リドルの誕生と同じ年。3作目『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)の舞台もまだ1930年代であり、1950年代よりリドルから変貌を遂げたヴォルデモートを描くのは難しいだろう。加えて、『ファンタビ』はシリーズの存続自体が危ぶまれている。最新作の興収はシリーズ前2作に及ばず、全5部作予定だった同シリーズの続編は未定のままだ。
一方で、米HBO Maxは『ハリー・ポッター』のドラマ化に前向きな姿勢を見せている。オリジナルコンテンツ責任者のサラ・オーブリーは「現在、積極的に開発しているシリーズはない」と述べつつも、ファンのために新たなコンテンツを作るビジネスに注力していると明かしていた。『ハリー・ポッター』の新企画が立ち上がれば、その中でヴォルデモートの再登場もあり得るかもしれない。
魔法ワールドの将来がどうなるにかかわらず、ファインズが依然として復帰に前向きであることは、ファンにとっては嬉しいニュースだろう。いつか再演が実現することを願いつつ、まずは魔法ワールドの行方に注視していきたい。
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Source:Variety

























