映画『ワンダーウーマン3』製作中止

ガル・ガドット主演の映画『ワンダーウーマン』シリーズ第3作の製作が中止となることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じた。
現在DCユニバースは、ジェームズ・ガンとピーター・サフランによる「DCスタジオ」新体制のもとで戦略立案の最中にある。『ワンダーウーマン3』の企画は前進せず、「現在の姿のまま死んだ」とThe Hollywood Reporterは伝えている。その直後、米Deadlineも「中止になったとの確認が取れた」と報じている。
パティ・ジェンキンス監督による『ワンダーウーマン』は2017年に第1作が公開。当時希少だった女性単独ヒーローの大予算映画として好評を博し、記録的な興行収入をあげた。2020年には続編『ワンダーウーマン 1984』が公開されたが、新型コロナウイルスのパンデミックが直撃し、最終的な全世界興収は前作の2割程度となった。
既に3作目の製作準備は水面下で進められており、2022年10月にはジェンキンス監督が脚本初稿を書き終えたことを報告。2023年にも撮影が始められるものと見られていた。
ジェンキンス監督は一時、本作の他にも映画『クレオパトラ』『スター・ウォーズ:ローグ・スコードロン』を同時に抱えていたが、『クレオパトラ』からは降板し、『ローグ・スコードロン』も製作棚上げとなっため、『ワンダーウーマン3』に集中できる状態となっていた。
この度の『ワンダーウーマン3』中止報道は、皮肉なことに主演ガル・ガドットがシリーズの新章にむけた意気込みをSNSに投稿した直後のこととなった。ガドットは7日、「数年前の今日は、私がワンダーウーマン役を演じると初めて発表された日です」「今でも夢かと思って頬をつねっています。彼女のネクスト・チャプターを皆さんにお見せできることが楽しみです」と投稿したばかりだった。ガドットが3作目の製作中止を知っていたかどうかは定かではない。
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